EIO=Expresión e Interacción Orales
口頭表現パート
まず、説明動画からザックリながら流れを掴む編
(動画はこちらから視聴可能⇒「https://siele.org/web/guest/examen」)
口頭表現パート説明スタート
(キャプチャー画像:クリックで拡大)
この試験は5つの課題(Tarea)から成っています。
課題(Tarea)間で行ったり来たりできません(後戻り不可)。
この試験の実施制限時間は、15~20分です。
時間切れになったら試験終了となります。
↓全課題開始前に音声と録音機能チェック↓
↑マイクを作動させ音声ボリュームの調整をしたら、“Grabar”(録音)ボタンを押して下さい。正しく機能するかどうか確認するため、録音が終わったら“Reproducir”(再生)ボタンを押し録音したものを聞いて下さい。
↑チェック後、音声と録音に問題がなければ、“Sí”(はい) をマークします。
1.この口頭表現パート試験では、あなたは自分の返答を録音します。すべての課題において、返答録音時は“Grabar” ボタンを押すか、もしくは、自動的に録音が始まるのを待ちます(自動録音機能有)。
2.各課題ごとに解答時間の制限が設けられています。
3.制限時間より前に終わった場合は、“terminar la grabación” (録音終了)ボタンを押して下さい。
4.あなたの返答はすべて自動的に保存され、それを聞くことはできません。
↓課題ごとの説明スタート↓
¿課題はどんな?
「Tarea1」
課題レベル:A1相当
↓Siguiente:次へ↓
¿課題はどんな?
「Tarea2」
課題レベル:A2相当
↓Siguiente:次へ↓
¿課題はどんな?
「Tarea3」
課題レベル:B1相当
ひとつは、私的領域、他方は、公的領域。
↑各シチュエーションごとに、ふたつの選択肢からひとつ選びます。
↑その状況に関する説明やあなたが返答の中に含むべき内容が書かれた文章を読んだ後(黙読)、
↓Siguiente:次へ↓
¿課題はどんな?
「Tarea4」
課題レベル:B2相当
そして、ここで選んだテーマで、次の5番目の課題(tarea5)内容も決まってきます。
↑ひとつのテキスト文章が提示され、その内容に関する3つの質問(音声による)に答えます。
↓Siguiente:次へ↓
¿課題はどんな?
「Tarea5」
課題レベル:C1相当
↑ふたつの選択肢の中から、ひとつの言明された事柄を選び、その主張に対して賛成、又は、反対意見を表明し論じます。
全課題終了
↓
¿試験の終わり方はどんな?
すべての課題が終わると、試験が終了したことを示すお知らせウィンドウが表示されます。
¿採点方法は?
評価採点はエキスパートにより実施され、
得点は、外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるヨーロッパ共通の指標である、ヨーロッパ言語共通参照枠(MCER※)に基づいたレベルに対応しています。
(A1:入門/A2:初級/B1:中級/B2:中上級/C1:上級)
動画終了
※ヨーロッパ言語共通参照枠(MCER) (スペイン語⇒MCER:El Marco Común Europeo de Referencia para las Lenguas:英語⇒CEFRあるいはCEF:Common European Framework of Reference for Languages)
このヨーロッパ言語共通参照枠の基準によると:
●A1:学習を始めたばかりの者:初学者
●A2:学習を継続中の者:初級者
●B1:習得しつつある者:中級者
●B2:実務に対応できる者:準上級者
●C1:優れた言語運用能力を有する者:上級者
●C2:母語話者と遜色のない熟練者
(詳細⇒『DELE合格の意味』)
まとめ
ほ~。
この口頭表現試験は、2分で準備、とか、1分半や4分間で録音、とか、分刻みな急かされる感じのリズムのようです。
トータル時間に関しては、15~20分とDELE口頭試験の面接時間の最長20分(レベルにより違う)と同じぐらいですが、DELEは前準備時間が15~30分間あるし、その上、真っ最中は生身の試験官が流れを仕切ってくれるからそんなに常に時間的に神経質にならなくてもいい状況があります。
それゆえ、同じ長さの時間であっても、なにか変ってくるような気がします。まあ、無表情なモニター氏に向かって独り話すことになるし会話のキャッチボールをするわけでもないしなんの融通が利く余地もないのだから、そら当然違うはずです。
ここが、生身の試験官と比べて、大吉とでるのか大凶とでるのか、マシーン相手に超リラックスとなるのか無機質と感じて居心地悪くなるのか、受験者の性質にもよるはずです。
でも、やっぱり、生身系の場合は、自分にとって親しみやすくてリラックスできる相手だったり、逆になんか変な空気になったり緊張してしまったり、という意味合いで当たり外れ感があります。その点、モニター氏は、当たりもないけど外れもない、当たり障りない存在です。
ただ、心配なのは、質問再生とか録音とかの操作時にオタオタしてしまった結果の時間的ロス、です。そして、その時そこには、一秒たりとも余計には大目に見てくれない手厳しいタイムリミット式マシーンしかいません。
ここは、モデル試験デモを何度かやって操作や手順に慣れておくことで対策するしかなさそうです。
でも、なにわともあれ、国際的スペイン語検定界にも、デジタル時代到来なわけです。やっと。
次段階は、モデル試験デモと試験ガイドに目を通して、さらなる試験内容把握を試みます。
日本でのSIELE受験料詳細などの次の記事はこちら⇒『其の八』
モデル試験デモここ⇒(https://siele.org/web/guest/examenの下部真ん中あたりの“DEMO EXAMEN” ボタンをクリック)/SIELE試験ガイドここ⇒(「https://siele.org/documents/10180/84852/SIELE_GuiaExamen_20160308_b/183c79ec-cbd8-4ea9-91a7-30f6fb2a1da3」)