SIELEとDELEを海外受験してみようプロジェクト8

実のところ、新国際スペイン語検定SIELEの試験の内容分析してる場合じゃなくなってしまっています。なにを隠そう迫りくるDELE試験のせいです。なので、この試験内容の掘り下げの続きはDELE試験終了後に再開したいと思います。そんなこんなで今回は、「SIELE日本開催も近いかも!?」についてです。(モデル試験などを通してさらに深い分析に入る前にざっと全試験内容に目を通した前回『其の七』の続きです)

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SIELEとDELE同時受験個人的プロジェクト延期決定!!


ところで、わたくしごとですが、この度5月のDELE試験は、取るに足らない一身上の都合上具体的な国は伏せさせてもらいますが、海外で受験することにしました。

でも、というか、それなのに、海外で同時受験を検討していた新検定SIELEに関しては、DELEのC2試験の準備でアップアップしても無駄かもしれないけどアップアップな為ちょっと別途対策する余裕が一ミリたりともないのと、あと、日程調整など言ってみればなにもかも面倒になったので、今回の同時受験はなしにして、延期することにしました。

勝手に企画しといて、勝手に企画倒しておいてなんですが、新検定SIELEに関しては、受験するからにはちゃんと対策して、999点(1000点満点)くらい目指しちゃったりしてぐらいの感じで、別の機会に挑みたいと思います。

・・・大口たたきすぎた?

SIELE日本開催も近いかも!?近くもないかも!?


あと、他にも、SIELE海外受験を今回やめた大きな理由もしくは絶好の言い訳があります。

もしかすると日本開催も間近かもしれないからです。

根拠は、公式サイトで日本での受験料(下部に表あり)が表示されるようになったことです(まだ試験日予約は不可)。

今年3月ごろの他の国での予約開始当初は、選択可能な国が8ヶ国だったのが、18ヶ国となり、そして今や、55ヶ国となってます。

ただ、当初から言えることなのですが、受験料が判明して選択肢に含まれているからといって、そのすべての国で試験日予約可能な状態に至ってるわけではないようで、日本も今はその“いつか受験可能になる日がやってくる予定があり受験料も明らかになっているが、まだ予約できる状態までには準備が整っていない”状態のようです。

さらには、開催開始が数年後とずっと先かもしれないし、永遠に開始されない可能性もあります。

でも、去年のこの新国際スペイン語検定SIELE開催発表当初には、初めの3年間はブラジル・アメリカ・中国の3か国でしか開催されない予定と言われていて、『売りの“グローバル感”どーした、運営サイド機関の属する国であるスペインとメキシコどうした』というような皮肉の旋風をこの中毒部内(エリア超限定)に巻き起こしたにもかかわらず、その予定に反して、現に、メキシコ・スペインを含めたその他諸々の試験予約可能な国々が結構存在することや、そして、なぜか中国が現時点で選択国に含まれていない不思議、などなどを考慮すると、

受験料も発表されたことを考えれば、日本での開催開始が近い可能性も否定できない。

としてもよいのではないかと判断しました。

ところで、その受験料は、

2016.04.20時点公表情報によると:

日本-JAPÓNでのSIELE受験料

(€ユーロ:1€≒124円/2016.4.20日現在)

●SIELE GLOBAL

(フルコース:全4科目同時)

165€(≒20460円)

●S1:CL+CA

(読解+リスニング)

65€(≒8060円)

●S2:CL+EIE

(読解+作文)

85€(≒10540円)

●S3:CA+EIO

(リスニング+口頭試験)

105€(≒13020円)

●S4:EIO

(口頭試験)

80€(≒9920円)

 

それぞれのコースによって2~3段階に料金体系が分かれているのですが、日本は、その中の一番値段が高い国々のグループに属しています。

DELE試験の一番高いC2レベルでも18500円なことを考えると、この新検定では、初級・入門レベルをはじめ全てのレベル共通で、2万円ちょいなので、想像の範囲は超えてはいませんが、ちょい高めです。DELE受験料が8800円である入門レベルの学習者にとっては、たっかぁーい、が正直なところでしょう。

でも、やはり、フルコース以外の試験形式が選択可能なところは魅力的です。フルコース受験時に駄目だったところは、別日にやり直せばいいのだから、比較的気軽に受験できます。値段的には気軽さはないけども、気分的には気軽です。

ただし、そのかわり証書の有効期限もライトで、2年間となっています。死ぬまで有効、が歌い文句の、ヘビーめなDELEとは違って。

あとは、いつの日か、日本でも予約できる時が来たあかつきには、の話ですが、試験日時選択の柔軟性も大いに魅力的です。

今現在予約できる、例えば、アメリカやスペインでは、先月の予約受付開始直後は、選択できる日時がかなり限定的だったのですが、いまや、選択肢が結構増えています。なので、日本もはじめのうちは、首都のあそこでその日だけ!みたいな感じになるかもしれませんが、徐々に改善されていくことが予測されます。

(SIELEとDELEの新旧試験の比較のさらなる詳細はこちら⇒「新国際スペイン語検定SIELEについて」)

気付き

値段的には少々ヘビーだけど、気分的にはライトに受験できそうなSIELE。

そんなSIELEですが、そういえば、受験する前に個人的にやらなければならない結構重要なことを見逃していたことに今さら気づきました。

タッチタイピングでのスペイン語作文のスピードアップの練習

です。

デジタル化された試験であるSIELEでは、スペイン語作文パートでは当然PCでの打ち込みです。

この御時世、個人的にも、母語の日本語の場合だと機会激減の為手書きの方が不慣れなくらいだけど、スペイン語の場合は逆で、DELE試験のせいで、どちらかというとという程度ながら、アナログ手書きスペイン語作文に慣れてしまっています。

そのアナログ手書きのスピードアップに重きを置いていた作文練習スタイルを、デジタル文章作成のスピード強化重視スタイルに変えていかねばなりません。

まず、指や手首の動かし方がぜんぜん違います。それに、タイピングは両手使うから利き手じゃない方の手でも突き指したら大変です。ということは、日々の中で気にかけたり守ったりするものも変わってきます。指、大事。今ごろそんな大切なことに気付くなんて・・・我ながら、SIELE試験延期して正解でした。


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コメント

  1. わさび より:

    ついに1ヶ月切りましたね。こちら未だに通しで模試をやっていません。やる気がおきません!電車でN◯Kのラジオを聴いて脳内シャドウイングし新しい単語をメモるが唯一の日課です。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      脳内シャドウイング、素敵です!
      こちらも、例えば、まだ一回も作文を3つぶっ通しでやったことありません。2時間半、集中力とか書きまくる力とか考える瞬発力とかインクとかが続くのでしょうか。でもそこは、今回に限り、もしくは、今回に限らず、必殺!本番のプレッシャーまかせ、又は、一番信用できないスペイン語に対する現時点での自分の身体と脳の反射神経まかせ、にするつもりです。現時点でできることといえばそれくらいしかありません!

  2. わさび より:

    お疲れ様です。
    やはり作文が鍵でした。adictoさんどこにいるか存じ上げませんが、迷うなら、書け!これにつきます。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      お疲れ様です!!返事おそくなってすみません。
      非情なほどにまで鍵でしたね~、あの残酷な2時間半作文が!!
      本当にわさびさんの言うとおりです。迷うなら書け。とにかく書け。個人的には、今試験時、全課題書き切るために、まさに迷わず書いたから、うすっぺらーくてしみったれた一貫性をきっちり欠いた酷い内容となりました。
      あと、迷うなら書け論は、練習時にも同じことが言えますよね。実際に書かずして、手動かさずして、書けるようになるかもという幻想は捨てるべき、という当たり前ながら厳しい現実を、今回の試験を通して、個人的にもまたいつものことながらしかとしみじみとズシリと受け止めた次第です。

      ま、次!!

  3. わさび より:

    私もとにかく字数くらいは守らねばと迷いつつ書きましたが、若干足りぬまま無念の時間切れに・・・。一応文は〆ましたが。
    その旨を口頭試験時冒頭のトークで言ってみたら、No pasa nadaだそうです。adictoさんの試験のレポート楽しみに待っています。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      自分もとにかく〆はしましたが、読み手からしたらずいぶんと唐突な〆となっていることでしょう。「はい終了」と言われてから、はっ、となって、“en conclusión~”て書き始めて殴り書きでなんとかしめたぐらいです。ほんと~に、no pasa nada。であってほしいです。まあ採点時に文字数なんか数えやしないとも思うし。でも評価のほどは、採点者の気質にすごくよりけりそうですよね結局。