スペイン語アウトプット表現力を磨くための五行エッセイ修行④

勝手に自作スペイン語五行エッセイ第4回目です。今回はスペイン語の動画を視聴して、そこからアイデアやヒントを得るスタイルでいってみます。【追記:日本語訳追加しました】

前回↓↓

勝手に自作五行エッセイ第3回目です。今回は趣向を変えて、“主題⇒方法3つ”のパターンでやってみます。書けば書くほど上達するのはわかってるけどそもそも理由や方法などが3点もそろわないから書き始められない症候群対策として2点ではなく3点なわけの浅い考察、発展バージョン施策、などなど。
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五行エッセイ『最近、こういうことを耳にしたんです』スタイル

なんのことはない、

なにか読んで聴いて視聴して、その内容全体あるいは一部分を五行でまとめる

つまり、

インプットで読んだもの聴いたもの見たもののその内容全体あるいは一部からなんかヒントもらったりする

というスタイルです。

そしてこのスタイルのメリットは:

自分で考えなくていい

というところです。

また、ひらめき不足によるテーマ不足解決にも役立ちます。

そもそも、所詮、自分の中から生まれてくるものなんてたかが知れてるし、また、自分の意見なんてものもそんなにバリエーション豊富にないですし。

確かに、いつもこのやり方で考えないでやるようになってしまうと“考える力”的なものが低下しそうだけど、たまにならいいと思うわけです。

でも、『ちょいと小耳にしたんだけど・・・』

と始まる小噺なんて世の中に山ほどあるので、

ちゃんと引用しました宣言さえすれば問題ないと思われます。

例えば、ここでするように

“だれだれによると~”をつけて、引用源を明示すれば。

ただ、あまり大きな声では言えませんが、ちょっと今回は、内容をまとめる、とか高度なものではまったくなく、“【反則】ほぼ完全耳コピ” バージョンとなりました。

反則とわかっていながら、さらには、結局自分のためにならないともわかっていながら、

なぜやった?

かというと、

五行エッセイ形式に、

びっくりするぐらいピッタリ

だったからです。

『~は3つの要素からなる。』(スペイン語で)

と耳に入ってきた時には、

Espera.

Espera.

となり、動きが止まり、そして、なにはさておき大急ぎで

コピーしたディクテーションした次第です。

たまには、こんな回があってもいいのではないか、

と思いませんか?

わたしはそう思います。

本日の五行エッセイ:

『幸福というものは3つの要素から構成されている(ある著名な心理学者によると)』

La felicidad consta de tres componentes,

según Martín Seligman, un psicólogo estadounidense y el padre de la psicología positiva.

Por un lado,

(entre estos tres componentes) estaría

la búsqueda del placer,

esencial pero efímero, predominante en la sociedad actual.

Por otro,

se encontraría

el desarrollo de nuestra capacidad interior,

para sobrellevar los momentos difíciles y adaptarnos a ellos.

Por último,

nos podría dar una sensación de satisfacción

ponernos al sevicio de algo que nos trascienda, algo que sea más importante que nosotros mismos.
Todo ello nos puede otorgar la sensación de bienestar, plenitud y satisfacción en nuestra vida.

No obstante, en mi opinión,

la definición de la felicidad es algo muy ambiguo, puesto que dependerá de los criterios de cada individuo, basados en sus valores, su inclinación, su gusto, su comodidad, su experiencia, su situación actual, etc.

Por lo tanto, se puede decir que lo bueno para uno no nesesariamente lo es para otros.

Por ejemplo,

la idea de que dedicarnos a algo que nos trascienda sea un acto bueno podría implicar un consejo positivo de que seamos altruistas con una mente más abierta, capaces de sentir empatía con otros y sin fronteras, y no egoistas ni individualistas radicales ni exclusivistas.

Sin embargo, simultáneamente esa misma idea, al tratarse a escala nacional, podría causar una impresión negativa como la de una manipulación de sentimientos públicos para hacer a la gente más obediente y manejable para que sirva más a la nación o a la sociedad a las que pertenece, o como la de una propaganda política del fomento del sentimiento nacionalista o del exclusivismo,

lo que va en contra de la corriente actual caracterizada por el respeto a la libertad individual, la globalización o la solidaridad internacional.

Para terminar, voy a enumerar los posibles casos de “algo que nos trascienda”.

  • abordar los temas como la paz mundial, la protección de nuestro planeta, la desigualdad, los derechos humanos, la ayuda humanitaria, etc.,
  • dedicarnos a las actividades voluntarias con el fin de ayudar a los necesitados, y sin fines de lucro,
  • trabajar para el bien común y no solo para beneficios personales.

◎改行どころは、段落の区切りではありません。

◎いち学習者の作文である為、文法的なあやまりや誤字脱字がある可能性が大いにあります。

※最後の付け足しパート途中から自分でもなにがなんだかわからなくなってしまいました。そのままにしときます(⇒約半日後ちょっと修正加えました)。

発展:ペロパー+自分の意見(ぽいこと)

ペロパーとは:五行エッセイの最後に好きで付け足すことにした、そこまでに言ってきたこととは逆っぽいことを言うためのパートです(上記エッセイ本体の⑤の下に付いてる部分)。

さらなる詳細は前回記事(の「目次3:ペロパー始めました」)にてチェック。

そして、今回は、そのペロパーに

プラス自分の意見(ぽいこと)

というパターンにしてみました。

そもそも人の言い分を引用したのなら、引用しっぱなしでなく、それに関する自分の感想なり意見なりを述べればさらに表現に深みがでるってもんだ、完成度も高まるってもんだ、という当然の流れにのりました。

実際、深みが出せたかどうかは別として。

【追記】日本語訳つけました。

5行エッセイ部分だけ(付け足しパートの訳はなし)になりますが。

お題:『幸福というものは3つの要素から構成されている(ある著名な心理学者によると)』

  1. 幸福というものは3つの要素から構成されている。

    (アメリカの心理学者であり“ポジティブ心理学”の創設者のひとりマーティン・セリグマンによると)

  2. 一方では、喜びや楽しみの追求がある。

    本質的ではあるがはかなく、今日の社会において優勢な要素である。

  3. 他方では、困難な時期を耐えその状況に順応するために必要な、我々の精神的な能力の発達がある。
  4. 最後に、我々という枠を超越した、我々自身よりもっと重要なことに奉仕するということも我々に充足感を与える要素である。

    (※奉仕:利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと)

  5. これらすべてが、われわれの人生に、心地よさ・充実感や満足感を与えうるのである。

使い回せるトピック

これは、もう、どこにでも、むりやし押し込んでいいのではないか、と思います。

教育・仕事・生き方・クオリティーオブライフ・心の知能指数・メンタルヘルス・人間関係・(自分より大きな案件ってことで⇒)世界平和・環境問題・人権問題

などなど。

なんでもいけそうです。

今回参考にした“幸せ探求系”動画

別に、幸せ探してたわけではないです。

ただ単に、流しリスニングしてたら勝手に耳に入ってきたので、インスピレーション源とさせてもらうことにした次第です。

“幸せ探求系”はよくあるテーマです。DELE試験でも出題されるテーマであります。対策本(DELEC2)にもありました。

幸せ、なんて言葉にすると、わりとしっかりポワーンとしてしまいますが、もっと具体的な、満足度・快適さ・充実・喜び・生き甲斐、などなどの概念も含まれます。

多分、なんとでもいえそうな、どういう意見を持とうが勝手色が濃い、つまり、いってしまえば超漠然としたテーマゆえ、あたりさわりなくて扱いやすく試験などでも出題しやすいのではないか、と考えられます。

ちなみに、個人的には、基本、動画はすぐに見ずにまず始めに音だけを聴いて、動画を目で見る必要や興味が湧いた時だけ見るようにしています。

例えば、なんかの実験の話をしている回であれば、ちゃんと映像も合わせて見たいな、とか、あるいは、お、なんか気になる声だな、程度のくだらないけど抑えられない“目で見たい欲”を掻き立てる要素がある時だけです。

そのほうがより多くのスペイン語素材に触れられるからです。

ということで、今回聴いていた音声素材の元の動画はこれです↓↓

『Redes “Ser feliz es cuestión de voluntad” 』(2009年:後半部分のみ:動画の長さ約14分)

※再生時音声注意

ちなみに、前半部分の動画は著作権の関係で音声だけが消されているので、音声がちゃんとある後半部分だけになります。

そして今回、五行エッセイの素材として一部抜粋させてもらった箇所(動画部分5:07~5:45)の人はメインゲストではなく引用されただけだったのですが:

アメリカ人心理学者であり『“ポジティブ心理学”の父』と呼ばれている、マーティン・セリグマン(Martin Seligman)というお方です。

※“ポジティブ心理学”:
今までの主に精神疾患の治療に焦点をあててきた心理学とはうってかわって、通常の人生において「どうすればもっと幸福になれるか」に焦点をあてて研究をする心理学の一分野(wikipediaより)

彼がメインゲストの回もあります。

こちら↓↓

『Redes “Aprendiendo a ser felices” 』(2005年:長さ約54分)

※再生時音声注意

TEDでも動画あります(2004年:長さ約24分:スペイン語字幕)↓↓

※再生時音声注意

(↑TED動画の右下の端から二番目のところをクリックすると、字幕言語が変更できます。日本語も可能)

スペインの新聞“EL PAÍS”の記事も↓↓

http://elpais.com/diario/2011/03/21/ultima/1300662002_850215.html

参考までに、この回インタビューされているメインゲストは:

ウォルター・ミシェル(Walter Mischel)というアメリカ人心理学者で、『マシュマロテスト(実験)』で有名な人です。

マシュマロ実験(マシュマロじっけん)、またはマシュマロ・テストとは、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験。スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけて実施した。 

ー中略ー

「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている「将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」が、人の社会における成功に重要であることはよく知られている。この実験の本来の目的は、この能力の幼児期における発達を調査するためであった

wikipediaより

ここに載せてない、音声が消されている動画前半部分では、この『マシュマロテスト(実験)』の内容詳細を彼が説明している様子です。

他にも「幸せとは?」系文言集(たったの3つ)

La felicidad es un estado de flujo. (by だれかさん)

La felicidad es la ausencia del miedo. (by Eduardo Punset)

Ser feliz es desear menos. (by だれかさん)

あとがき

ところで、どっれもこれももんのすごく古い動画で本当にすみません。

10年以上経過した現在、動画にある情報や出演者自身の意見や研究内容も更新されている可能性が多々あることを考慮願います。

あと、やっぱりサイエンス番組などになると、インタビュー対象の専門家や博識者は英語ネイティブが多くなるで当然インタビュー部分は吹き替えが多くなってしまう、というところも、スペイン語学習者としては、ちょっと(いやかなり)不満どころですが、まあ、我慢するしかありません。

でも、正直、吹き替えは聴きやすくて、学習者にはやさしいしうれしいのです。

ええ、知ってます。

ぬるま湯リスニングになってるってこと。

ええ。

前回記事↓↓

勝手に自作五行エッセイ第3回目です。今回は趣向を変えて、“主題⇒方法3つ”のパターンでやってみます。書けば書くほど上達するのはわかってるけどそもそも理由や方法などが3点もそろわないから書き始められない症候群対策として2点ではなく3点なわけの浅い考察、発展バージョン施策、などなど。


コメント

  1. わさび より:

    どうも、お久しぶりです。
    テーマ使い回し説は1年間有効なだけでした。
    以上、試験傾向調査員からの報告です!

    • adicto_1 adicto_1 より:

      おひさしぶりです!
      現地調査ご苦労様です!!
      なるほど・・・1年間だけでしたか。
      貴重な情報に感謝します!!

      • わさび より:

        でも相変わらず、問題文で出されるテーマは脳みそ関係、幸せとは何か、とかでした。

        • adicto_1 adicto_1 より:

          やっぱりC2レベルあたりになると、脳みそ関係・幸せとは何か関係、そこらあたりが定番テーマになってくるんですね。
          報告ありがとうございます。しっかり脳みそ休めてください!!