DELE最上級C2レベル合格

2016年5月試験分のDELE合否結果がでました(結果確認方法など詳細記事»こちら
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ぎりぎり合格。


スペイン語国際検定DELEの最上級のC2レベルに合格しました。

かなり嬉しいです。

が・・・なんか、色々な意味で“うわ~。”となりました。

まず、合格できると思ってなかったので、まぐれだわ、とは思ったにせよ、素直に喜ばしいので嬉しい方の“うわ~。”で(下の結果を見れば、合格できると思えなかった自信のなさも我ながら納得)。

そして、本物の“うわ~。”は、じわじわと悪寒と共にやってきました。

だって、

本当にまぐれじゃん

だったのです。

なぜなら、こんなだったから↓

resultadodele

危うー。ジャスト過ぎの危機一髪のひやひやものすぎて、ゾクリ

ごらんのとおり、一番左側の筆記パート(Prueba1:読解・リスニング:赤く囲ったとこ)において、誰もが納得の危うさ・ギリギリさが垣間見れます。

獲得点数が、合格最低ボーダーラインぎりぎり過ぎてというかジャスト過ぎて、寒気がしたというか、ぞっとした、というか。

あと一問でも間違っていたらアウトでした。

まさに、危機一髪のひやひやものの成績での、びっくりするぐらいぎりぎりでの合格だったのです。

危機一髪:髪の毛1本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際。

(デジタル大辞泉より)

追記(8/7):[上の採点表の見方]このC2レベルは3つのグループに分かれていて(Prueba1と2と3)、このどれかひとつでも、可(APTO)でない場合(得点60%以下)は、総合評価として不合格(NO APTO)となります。つまり、例えば2つのグループが満点だとしても、ひとつが59%で不合格となると、最終的な結果は不合格です。ちなみに、このC2以外のすべてのレベル(A1/2、B1/2、C1)では、この採点グループはふたつです(試験パートは4つに分かれています)。各グループ6割で合格は全レベル共通。(2016年8月現在)

◎総合的に見て

じつのところ、Prueba2の文章表現(スペイン語作文)も、なっかなかにぎっりぎりでした・・・。きっと、あと数個、意味不明辻褄無視事項があったり、単語の綴りを間違えていたら、完全にアウトでした。

Prueba3の口頭試験だけは、結構余裕がありました。甘めの緩めの親切な試験官に当たったのだと思われます。

とにかく、合格には違いないのだから素直に喜べばいいのだろうけど、結果内容を見れば見るほど、考えれば考えるほど怖すぎます。だから考えないようにします。

◎でもとにかく次のステージへ進める

そう。とにかく、なんにせよ、次へ進めるわけです。

たとえ冗談抜きでまぐれ合格だとしても、合格は合格だからです。

だから、とりあえずは、語学検定DELEという縛りから解放された気分を存分に堪能します。

でも、これはあくまで語学検定の分野でだけの話で、当然ながら“スペイン語学習”という世界はまだまだ広く、まだクラッとするくらい上には上があり、そして、スペイン語の上級者になる・スペイン語を極める、という目標地点への到達もまだまだほど遠い実感があります。

まだぜんぜん流暢になんかしゃべれないしスペイン語の文章読むのもちっとも楽にならないし実際読む聴く書く話す際いつなんどきでも迷子になれます。

こんなの、極めた人、とは呼べません。

いってみれば、やっと、スタートラインに立てたぐらいの感じです。どこへ向かう為のスタートラインかはよくわからないのですが・・・

あれ、なんか、一つ下のレベルC1を合格した時と同じこと言ってるような気が。約1年前のその頃は、合格しても“なんか想像してたのと違う”、と感じて、でも、さすがに次の最上級C2レベルに合格できたら、もうすんごいはずだよ、そこから見える風景が違うはずだよ、だって“最上級”だから。って確信してました。

でも、その最上級レベルのC2に合格できた今、“なんか想像してたのと違う”感じ再びです。

ということは、きっと今後は、あの噂の、

現時点での実際の語学力所持してる語学力証明資格(に対する周囲の解釈)とのギャップから生じるプレッシャー&コンプレックス”

にさいなまれることになるのでしょう。

もちろんここに辿り着けてちょっと嬉しくもあるけど、これからも違った形であれ結構しんどそうだな、とは思います。

実際、現時点の自分の実力で止まってしまうと、よろしくないことははっきりくっきりわかります。なので、今の語学力を維持するだけでなく、上達を続けるためにここからなにができるか研究続けます。

ところで、これを機に“次に進める”のは、合格した場合だけに限らず、不合格の場合でも言えることだと思います。

とにかく、少なくとも一度は、あの長丁場できつい試験本番の雰囲気や緊張やプレッシャーを経験して知っているということが、次回の試験において圧倒的に有利なポイントとなるのは間違いありません(ひとつ下の上級C1レベルでの2回の不合格経験からの実感)。

例えば、本番のプレッシャー下で把握した色んな意味での要領や感覚(時間配分・慣れetc.)は、対策問題集での模擬体験ではつかめないものだと思います。

さらには、今回の試験結果で現時点での自分のウィークポイントが明らかになったはずです。DELEの採点方法は合格した人にとってすら色々参考になるタイプのものです。

個人的にも今回の結果から色々とわかったことがあります。例えば、非常に危うい怪しい読解力やリスニング力やあらゆる面においてのスピード不足の再認識とか。

まとめ

自分へ。おめでとう。

紛れもなく運が良かっただけだから少し複雑な気分だけど、おめでとう。

気、抜かないように。

抜いたら、一気にダメになるよ、まだ。

まだそういうところにいるよ。忘れないように。

(とか、自分にストイックなふりしといて、このサイトのプロフィールの“DELE歴”部分を嬉しそうに上書きしました☆正直多少浮かれてます)

その後»DELE C2合格までの記録①:一番がんばったこと


コメント

  1. Palante より:

    わおおおお~おめでとうございます!!!
    すごいです~~!!自分が受かったようにうれしいです!
    私しばらくDELEのこと忘れてましたが、今日久しぶりにブログ見たらなんと!!
    今まで自分を見つめ直して鍛錬してきた結果が出たんですね~~。

    2015年のC1で止まってる私もいずれは挑戦しようと思いますが、まだまだ…
    今は念願のスペイン語を使える仕事に転職したので、日々勉強ではありますが…。
    正直試験のほうがずっと辛いですよね。
    いっそ最初なにも勉強せず挑戦し、2回目で合格を目指すくらいの余裕がいいかも。
    とも思いますが受験料がもう少し安ければねぇ。。。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      ありがとうごさいます!!おひさしぶりです!!
      仕事にスペイン語を使う、てのは試験勉強では得られない最高の実践&鍛錬の場であるのは間違いありません。机上の勉学をしてなくてもいろんな面でスペイン語能力がグングン知らず知らずのうちに伸びていってるんだろうなあ・・・。本当に、試験用の勉強などせずに挑戦してみても案外合格するかもですよ(無責任なこといってますが:)。というのも、個人的な感想として、C2レベルは、結局いうほど“マニアの域”ではなかったような感じがします。つまり、より難解ではあるけどそんなに実践的な場で求められる能力とかけ離れてないように思いました。あとは、試験内容もC1と比較してまったく違うわけでもなく類似してる部分も多いと思います。

  2. Maricchi より:

    管理人様、初めてコメントさせていただきますmaricchiです。
    この度はC2の合格、本当におめでとうございます!

    こちらの記事をいつも楽しく読ませていただいております。
    その多くは、勉強のモチベーションが下がりぎみな時…こちらの記事でまたテンションが復活します。
    また、試験対策的な記事は本当に参考になります。

    私は7月のC1を受け、結果待ちしています。寝食を忘れて勉強した7月前半の気持ちが再燃せず悶々としていたところ、管理人様のC2合格の記事を見て、私もC2へ挑戦したい、そしていつか合格したい!頑張ろう!と燃えだしました。

    学生を終えて数年経ち、日常生活では全くスペイン語を使わない日々、私のまわりもスペイン語学習者はおりません。
    管理人様のブログを見ながらスペイン語を深めたいと思います。
    これからも更新を楽しみにしています。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      コメントとお祝いのお言葉ありがとうございます!
      試験の結果が出るまでほんとに悶々悶々しますよね。
      C2合格に向けて、誰にも遠慮することなく存分に燃えて出してしまって下さい!!コツは、でもたまには存分にだらける、です。

  3. gumi より:

    本当におめでとうございます!!そして、はじめまして!(順番が逆でしょうか)
    私もスペイン語を勉強しているものです。
    ずっと前からこのブログを読ませていただいているのですが、
    文章がすごく読みやすいうえ本当に面白くて、内容は有益で充実していて、知識の深さがうかがえて
    実はこの人は学習者に扮したスペイン語界のお偉いさんじゃないのか?
    わざわざ知識を分けてくれているんじゃないか?と一瞬疑っていたほどです。
    今回は、adicto_1さんの努力が実って、勝手に自分のことのように喜ばせていただいてます。合格されたのにもかかわらずまたご自身に課題を課せられていて本当にすごいなあと尊敬するばかりです。でも少し休んでください!本当にお疲れ様でした!

    • adicto_1 adicto_1 より:

      はじめまして!コメントと祝いのお言葉ありがとうございます!
      独断と偏見満載で自分勝手に脈絡もなく書きたい内容のものを書きたいように書いているだけなので、なにかしら他のスペイン語学習の同志にとって有益なものであれてうれしいです。でも残念ながら、そんななんかとても格好いい“学習者に扮したスペイン語界のお偉いさん”などでは決してなくて、“ただスペイン語上級者になりたくてもがいているまじりっけなしからくりなしの生粋のいち学習者”です。あと、ちょっとたまに自分にシビアなふりを気付いたらしてしまっているときがありますが、実際は結構自分に甘いタイプで、もし仮にシビアな時期があったとしても、それは全部ほかでもない自分自身の得のためであります。そして、何かを極めようとしたとき、身勝手であることが結構大事、なのかもしれないと最近思ったりしてます。何はともあれ、語学学習って本当にキリがなさそうでクラクラしますが、これからも勉強続けていきましょう!

  4. ぱなめーにゃ より:

    おめでとうございます!すごいです!
    と、興奮のあまりコメントしてしまっています。以前から、ブログを読ませていただいておりました。「おいおい自分…」と思うような基本から取り組む というご意見に目を覚まさせられ、B2まで合格できました。でも、現実的には語学力がついてるとはさっぱり思えず悩みは尽きません。
    多分、adicto_1さんはとても頭の良い方で、私などとは全く違うセンスをお持ちなのでしょうが、これからもスペイン語学習のヒントを提案してくださるとうれしいです。
    本当におめでとうございます。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      ありがとうございます!
      ほんとうに語学力の追及は果てしなくて悩みが尽きませんよね。がっかりさせて申し訳ないですが、最上級C2合格したってそれは変わりません。言いたいこと言えずにモンモンして、学習のヒント探しまくる日々です。ふふ。ちなみに、安心してください、一般的に見て私はあまり頭の良い人間ではありません。
      ところで、B2合格ってすごいんですよ!合格した本人にしてみたら、こんなもんなのか・・・とか思ってしまう気持ちはよーくわかります。でも、バランスのとれたけっこうな語学力がないと合格無理なレベルだと思います。もちろん上級者めざすならまだまだこの先も長いし経験上ここからが本番で踏ん張りどころだけど、ここまでだって長くて簡単じゃなかったはずです。着実にパワーアップしてきているのは間違いないです。このB2レベルまで来れたなら、このままの勢いで、あとは時間さえかけて(←これが難しかったりするのですが・・)学習を続ければ(たまにはゆるめても問題なし)、上級も最上級もそんなにいうほどには遠くない話です。これからも語学力磨いてお互いメキメキ力つけていってしまいましょう。