スペイン語音読 :口周りの筋トレ

スペイン語独学においての、口周りの筋肉の筋トレメニュースペイン語音読についての考察です。

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口周りの筋トレ: スペイン語音読


語学学習においての音読の重要性はいうまでもなく周知の事実だと思います。

 
スペイン語の発音は、英語や他の言語に比べて簡単だ、と言われているし、実際そのとおりだけれど、比較的簡単、ていうだけのことで、母国語が日本語の人間にとっては、やはり口周りの筋肉の使い方が違うので、日々、口を動かしてスペイン語を話す(発声・発話する)練習をして口周りの筋肉をスペイン語仕様に鍛え上げる必要が他の言語と同じくあると考えます。

日々やっていないことを突然できるようになることはないと思うので、日ごろからのスペイン語発話練習は欠かせないと思うのですが、そのためのトレーニングが音読、と独断的解釈をしています。

どんなにダルンとしてる時でも、この筋トレ音読を毎日欠かさずできるように、惰性の法則を取り入れた仕組みをつくりあげます。ごく簡単にいうと、習慣付けました。


音読は、話す能力だけでなく、読解能力、特にリスニング能力上達にも良いみたいです。
詳細は、実際トレーニング方法や手順を結構忠実に参考にした英語上達完全マップ:音読で。

そして音読と一口に言っても、色々ある模様:

音声なしスクリプトを見て独り読む普通の音読

スクリプトを見ず音声を止めずに聴きながら少し後から追って繰り返すシャドーイング

スクリプトを見ず意味の区切りか文ごとかに音声を止めて繰り返すリピーティング

スクリプトを見ながら音声に合わせて発話するオーバーラッピング

これらをうまく組み合わせて、単調さと退屈さをうまくごまかして同じスペイン語文章を何十回~百回、声を出して繰り返すのが音読トレーニングです。

個人的には、リピーティングが一番難しいと感じます。人によっては、シャドーイングの方が難しいという意見もあります。リピーティングの難しさは、リテンション能力が問われるところにあると思います。数秒前に聴いた文章や節を、数秒後まで(又は永遠に)頭の中で保持する能力です。欲しい (「リテンション能力につい」へ[サイト内])

さらに、スペイン語のリピーティングにおいての、一番の難点は、素材の準備だと思います。リピーティングは、スクリプトを見ずに意味の区切りか文ごとかに音声を止めて繰り返す練習の為、ポーズ(休止)入りの素材が必要です。いちいち一時停止して再開して、などやってられないし(初めはそうしていたけど限界到来)集中もできません。

そして、これまた、瞬間作文トレーニングの場合と同じく、英語だと市販のそれ用に作られたものがあります。

で、ハイ、スペイン語のものはないです、知る限り。なので、自作するしかありません。うお勘弁して、を乗り越えなければ進まない案件です。

自分のレベルに合わせて適度な長さに意味単位や文単位で区切って、そのあとに自分が繰り返す為の無音の間隔を挟む、という編集作業が必要で、そこは「audacity」というアプリを使ってPCで編集をしてリピーティング素材を作ってやっていました。慣れていないからかものすごく時間がかかる作業でした(ピリピリ)。

それでも、リピーティング自体が自分にとって難しい練習だったからこそ、無視して飛ばすわけにいかず、編集作業も慣れれば時間短縮できるだろうと信じて、取り組みました。

次は、音読トレーニング用にどんなスペイン語の素材を使うか、について考察したいと思います。

スペイン語音読2へ続く