スペイン語ちびっこワンダーランド
el universo del español de los niños
ちびっこネイティブのおしゃべりを聴いていると、それはもういろいろ感じるものがあります。
まず、
流暢だなあ・・・
から始まり
はぁ・・・流暢だなあ・・・
で終わりです。
でも、あえて、中間パートで駆け巡るいろいろな思いを挙げてみると、
例えば:
とか感心したり。
つまり、ノンネイティブの自分には不自然にがんばらないと使いこなせないものを、ちびっこネイティブはごくごく自然に使いこなしてきます。
当然のことといえば当然のことなのです。が、なんだか、そーかー、んー、そういうことかー、といろいろ思えます。
それから:
とか。
こんな風に、己のスペイン語能力・スペイン語道における現在の立ち位置を思い知りすぎて、あ~なごむなあ~とかには決してなれず、どちらかというと多少ハートブレイク気味になるのだけど、あまり深刻にならないように“はっはっはっ!かわいっおもしろっ!”だけで、さっぱりとスルーするように心がけます。
@ちびっこワンダーランド動画@
せっかくなので、いろいろな国・地域のスペイン語方言のものを見てみます。
あ、
そして、DELE口頭試験のモノローグに使えるものがあれば思う存分どんどん盗む気です!
1.アルゼンチン編
アルゼンチン特有のイントネーションや「voz」使い色々、「y」「ll」(ジャ・ジュ・ジョ・シャ・シュ・ショあたり)の音などを馴染ませるいい機会です。
(※音量注意願います)
感想:リピートしてしまいます。
感想:「aparte…」とか使うんですね。3歳。
2.コロンビア編
上のアルゼンチン編と同じ番組でコロンビアの子供へインタビュー編です。
↓クリスティーナ氏(7歳:ボゴタ-コロンビア):テーマは“私は生まれたときからクール”。[長さ:5分39秒]
感想:・・・7歳・・・・。
ところで、やっぱりコロンビアはボゴタのスペイン語はこのイントネーションなのだなあ。
3.スペイン編
こちらは、打って変わって、スペインのテレビ番組「El intermedio」(ユーモア・風刺番組)内での、子供らへのインタビューです。
↓子供たち複数(多分小学生ぐらい・スペイン):テーマは“エコノミー(おこずかい・失業・経済危機とワールドカップetc.)”。[動画長さ:4分57秒]
↓子供たち複数(多分小学生ぐらい・スペイン):テーマは“将来の夢と政治家になることについて”。[動画長さ:3分32秒]
@ちびっこネイティブにド直球アドバイスをもらおう@
ところですっかり話は変わりますが、
子供は正直です。
大人は遠慮てわけでもないけど、まあそもそもそんな暇でもないしそして結局心底他人事でどうでもいいから指摘してくれないところも、ちびっこは、ぴしゃっと指摘してくれます。
たまにズキっと痛むこともそしてそれが尾を引くこともあるけど、大体はありがたいです。
例えば、実体験として、三輪車を乗り回してブイブイいわしている4歳くらいのネイティブちびっこパンクガールに、
『こいつの“gracias”笑える』
とか、本当にケラケラ笑いながらいわれるわけです。
もちろん、その当時自分ではどこが笑われどころかさっぱりわかりません。でも、ひたすらかわいいから、こっちも、『そう?ひひ』と笑って終わりです。
でもどうやら、“gracias”の“cias”あたりがへんてこだったみたいで。
あと、“gra”のとこも。
そうです、あれです、魔の二重子音(例:libro,blanco,clima,madre,tren,etc.)。
ところで、一番使う、“ありがとう”が難しいってなに?と、よく思ったものです。
大人は複雑で多忙でそうそう笑ってくれないから、ありがたきまじりっけなしのちびっこ直感レーダーでもって今の己の真のスペイン語力をチェックしてもらうのもいいかと思います。
まとめ
結局、語学習得に関して、ネイティブであることの有利さは計り知れない、という至極当然の話でした。
他にもネイティブのスペイン語の動画を見る↓↓
コメント
なんてタイムリーな話題。私も前日、スペイン人の子供(といっても8歳から15歳くらい)たちと一日一緒にいる機会があり、雑談の中で「動詞の活用って学校で習うのか?習うとしたらいつ?」と聞いたら、習わない、自然に覚えるとのことです。習うことはその動詞の活用が点過去だの過去完了だのという名前、だそうで。人間の赤ん坊の脳みそはものすごいなと思った次第です。
“天然もの”の強みったらないですよね。お子様といえども、そんな天然ものネイティブに勝てっこないのに自分と比べて、そして無駄に、くぅぅ、まだ遠いのかぁぁ、となってみたりしてる今日この頃です。