◆DELE口頭試験当日
脳はぐったり目はしょぼしょぼマックス、の筆記試験終了後、人や受験するレベルによっては、同日の午後か、翌日、又は翌週の日曜日、に口頭試験が実施されます。
タイミングがいつであれ、本番で、脳と自分の現時点で持てる限りの能力を最大限フル回転させることができるように、準備万端で臨んだほうがいいに決まっています。
そのために当日できることは限られていますが、
●まず、事前の腹ごしらえ:
口頭試験の試験時間(※)が短いからと言って、軽視できない。緊張して喉を通らなくても、なんか喉をチュルチュルと通るものを摂取(直前に満腹、は眠たくなって集中できなくなるから回避)。
(※口頭試験時間例:C1⇒40分[準備20分+本番20分]、C2⇒50分[準備30分+本番20分])
●そして、口頭試験直前(指定時間1~2時間前とか)には、なにはともあれ、本番に口と脳と目が滑らかに動くようにウォーミングアップ(試験会場付近の公園とか道とか歩きながらとか):
①口と脳:口を動かすものであれば、なんでもいいと思います。リラックスするために自分の好きな素材で、音読、シャドーイング。又は、自分でなんかテーマをでっち上げて独り言スピーチとか妄想会話相手に返答するシミュレーションとか。
公衆の面前なので小声であっても、口は大きく動かす(マスク着用推奨)。ほんとは、状況が許すのであれば、腹から声を出したいところ。どこか一か所に留まってするよりも、歩きながらする方が、脳が活性化される感じがする(個人的印象)。
②脳と目:本番では難解なテキストを読んでスピーチ準備する必要があるので、脳や目を慣らす為に、事前に馴染のある難解なテキストを数個読んでおく。
試験会場の待合室でも読めるし、周りの人もなんか色々読んでいるけど(電子辞書を今さらながら使ってる人までいる)、なんかせわしないので、もう後には引けない雰囲気の中で、もう悪あがきはやめて、なにも読んだりせず(どうせもう何も頭に入ってこないけど)、
リラックスすることに集中する。
もう後には引けない。
なるようになれ、と吹っ切る。
それから、面接部屋の扉を開く。
そして、恐れず狂ったように喋り捲る。
(もっと落ち着きたい時には参照「DELE口頭試験対策に役立つ呪文8つ」)
◆まとめ:DELE試験本番全パート終了後◆
出来はどうであれ、面接してくれた試験官2人に “休日返上での勤務ご苦労様” というねぎらいの言葉をかけて(嘘)、とにかく、終わりです。
そして、この全部クリア後の、
解放感
たらないです。
表現しきれないけど、表現するなれば・・・、口頭試験の会場を出た足で飛行場に走って行って、どっかへヒトッ飛び、しかねない感じです。もしくは、口頭試験の会場を出た足で、ヒトッ飛びで、我が家へ直帰し、ご飯も食べず風呂にも入らず即寝しかねない感じです。
そして、数日かけて、じわじわ来る、
燃え尽き感
熱出たり、風邪引いたりします。でも、解放感から、発熱なんて基本放置です。逆に、いい機会だと思って寝込んでしまって休養したりします。
◆雑談
ちなみに、口頭試験時、待合室で自分の順番を待っていると、欠席者もちらほら見受けられます。おそらく、①筆記の出来が芳しくなくて、潔く、無駄にエネルギー消費させないという賢い選択をしたか、それとも、②プレッシャーのあまり身体が言うこと聞かなくて単にサボった、か。
個人的には、①はもったいないです。せっかく筆記試験を受けたのだから、ひどい出来であっても、現段階で口頭試験でもどれぐらいの点数が取れるのか知れるだけでも、有意義だと思うのです。でもその潔さには憧れます。
②の誘惑、これは抗いがたいものです。なんどとなく、この誘惑に負けそうになったことがあるし、紙一重具合がよくわかるので、非難することはできません。
そういえば、話は変わって、日本開催の筆記試験会場で、初めに求められる本人確認の為の証明書の提示の際、スペイン人試験官に日本語の免許証を見せたら、「読めないよ、他にパスポートとかないの?」と言われたことがあります。
いや、もちろん、ないです。(ここ日本ですよ、は飲み込んだ)
って答えたら、少しおろおろした後、穴が開くほど免許証をみつめていたかと思うと、最終的に、「あ、生年月日(の数字)で確認できた、はいOK」、はいOK・・・
これ・・・この適当な感じ、下手したら替え玉受験も可能ですよ。
こんな語学検定試験で替え玉する意味もわからないけどっ!
関連記事
⇒「DELE口頭試験の詳細其の一」「其の二」「其の三」「其の四」「其の五」
⇒「DELE口頭試験のモノローグ(スピーチ)対策其の一」「其の二」