とびっきり苦しいスペイン語作文練習の日々
以前の記事(DELE口頭試験対策に役立つ呪文8つ参照)にも書いたのですが、スペイン語作文の対策は口頭試験対策と共通する部分がたくさんあります。
まず、どちらも自己表現力を試される試験であって、書いて表明するのか口頭で表明するのか、の違いだと思います。
また、扱われるテーマ・トピックもよく似ているし、聴いた又は読んだ題材の内容を要約をしてそしてそれについて自分の意見を述べるべし、という部分も同じです。
だから、とびっきり苦しいスペイン語作文練習の日々にも、8つの呪文(以下↓)が、気休めだと知りながらも少しでも気楽になるために有効であると思います。勝手ながら自分専用なのに、参考程度にここにまた全く同じものを載せてみます。
●素敵なこと言わなくていい
●素晴らしく善い人間の革新的な意見である必要は微塵もない
●斬新なアイデアなど求められてない
●受験者のイデオロギーなど試験官(採点者)はこれっっぽっちも興味がない
●偽善者ぽくなってもちっとも構わない(自分に対して嫌悪感感じる必要0)
●話を膨らます為の体験談は、作り話でも誰も構わないし誰ひとり傷つかない
●受け売りの意見でも構わない:自分個人の意見を持ってる方が一旦持ってしまえば、意見述べる時に無理に知恵絞らなくていいから楽には違いないけど、そんなにいろんな分野での社会問題について自分個人の意見をもてるものでもない(個人による)
●論の筋さえ通ってれば、極端な話、悪人風情の意見でもいいし、無情で毒々しくて目も当てられないような意見でもよい:例えば、環境問題がテーマの時に、この まま環境悪化を意図的に進めて人類が全滅すりゃあ一番地球に優しいよな、というようなことを順序立てて慎重に一貫性を持たせて丁寧に悪ぶっても多分いい
(引用元:自分の記事:DELE口頭試験対策に役立つ呪文8つ)
DELEC1レベルのスペイン語作文試験は、2つの課題からなっています。
①一つ目の課題:講演・演説・発表などの録音音声(約4分)を2回聴いてから、それについてのまとめ・意見などを作文(220~250語)します。
講演の内容は、アカデミック(学術的)、専門職的、公的な分野のものです。
話者は、いろんな国のスペイン語ネイティブの方々で、最近では、ラテンアメリカ諸国のネイティブさんが多いような気がします。こないだの5月試験では、アルゼンチン訛りの方でした。
評価されるのは、その音声テキストで主張されている主要ポイントを正確に把握し理解し、それに対しての自分の立場(反対か賛成か)を明確にさせ意見を述べ、その上その自分の意見をはっきりと詳細にしっかりとした構成で、論理的に正当化することができるかどうか、です。
②二つ目の課題:2つの選択肢から1つを選びます(180~220語)。
Ⅰ.グラフ資料・広告・オピニオン記事に関する短い要約などを見て、報告書や記事を作成する。
Ⅱ.与えられた短い状況説明・条件・指示を踏まえて、抗議・クレーム・問い合わせ・申請・奨学金制度や仕事への応募・プログラムやプロジェクトなどへの参加申し込み、などを目的としたフォーマルな手紙・メール作成です。主張したり、意見したり、説得したり、抗議したり、評価したり、自分や他人を推薦したり、します。
結局思うに、
この作文試験において、書く内容にオリジナリティーなどなくてもよく、
スペイン語で筋道立てて何かを説明できるかどうか、を見られているみたいです。
そこで、一番大事なこと、そして個人的には一番やっかいで困難で今出来てないこと今求めるものは、
『一貫性の維持』、論の一貫性を始終維持すること(スペイン語で)
だとおもいます。
つまり、首尾一貫した主張・姿勢が大事で、そのためには、まず自分の立場・意見をはっきり決めてから作文を書き始めるのがよい、と小耳にはさみました。
実際、タイムリミットの中では、早く書き始めなければっ、書き進めるうちに何とか方向決まってくるでしょ、かなり限りある少ない自分の中にあるデータ資源(意見・アイデア・例)の中から幸運にもその場で浮かんできたものを羅列して関連付けていってしまえ、とやや投げやりに思いながら書いてることが多い気がします。
そして、もちろん、そんなだから、結果的に一貫性や辻褄完全無視の文章の完成を目にすることになり、大いにしおれます。
よし、
では、改善の余地あり、ということで、
よいかな。
次記事へ続く↓
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