スペイン語アウトプット表現力を磨くための五行エッセイ修行①

自作のスペイン語“五行エッセイ”を、はずかしげもなく公開してみることにしました。いえ、ちがう、はずかしげもなく公開するような場を意図的に設けて、やろうやろうと思いながらなかなか本腰入れてやらない自分を追い込む作戦の一環です。一日一個、いや、もうそんなたいそれたことは言わない(ちょっと前にどこかでそう書いた)、二日に一個。うんにゃ、三日に1個?
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“五行エッセイ”修行の目的

アウトプット能力全般が向上する、つまり、書く能力話す能力も伸びる

たったの五行書くだけで。

という触れ込みの

効果抜群らしい、五行エッセイ。

あ、大事な文言つけ忘れました。

魔法の

五行エッセイ

でした。

五行エッセイ詳細記事は»

ちなみに、“魔法”、といっても、ご期待に応えられなくて残念ですが、なにもせずとも素晴らしいエッセイが一瞬にしてひとりでに楽ちんに出来上がる、という方向の“魔法”ではなくて、しぶとくめげずに繰り返しやっていたら、まるで“魔法”のようにいつのまにか自己表現力が身に付くことになる、という方向のものであり、そもそも、とにもかくにも五行エッセイを来る日も来る日も書き続けなければどうにもならない、という話であります。

だから、つまり、なにも魔法じゃないじゃない、って話もあります。なので、一旦、魔法のことは忘れましょう。

とかいいながらも、そんな魔法的効果なるものを期待せずにはいられないわけですが、それにしても、この学習法を取り入れる理由や目的は個人的には他にもあります。

まずひとつに、だいぶ前のことになりますが、正直、やり始めてみたら案外苦戦した、という、ダメな出来ない自分との遭遇に触発された、というのがあります。

至極いい感じに言い換えれば、“自分の中の未発達な潜在的能力の発見”です。あるいは、“伸びしろ”発見、です。

これが、のめり込めばなんにせよどこかしらの潜在的未発達能力が芽吹くかもしれない、という感触を察知するきっかけとなり、いままでの不定期も不定期な五行エッセイ執筆ではなく、そろそろ“量産”態勢に入ろうかなと思うに至った、という流れです。

あともうひとつの自分にとっては一番重要かもしれない目的は、

慢性『話すことない。』症候群が外国語習得プロセスに及ぼすインパクトを少しでも和らげるための対策、であります。

要は、

実際の会話時はもちろんのこと、検定試験での文章表現や口頭表現時にも使い回せるようなアイデア(概念・意見など)のストックを意図的に常日頃から増やしておくことで、頭空っぽ具合を補う、補えるものならば

というのが主な目的です。

それも、ただの、“アイデアのストック”ではありません。

『論理的に整理整頓されたアイデアのストック』

です。

五行エッセイいち例(日本語で)↓↓

  • 一行目(主張・意見):わたしは夏がきらいだ。
  • 二行目(理由①):だって、太陽かんかん照りでその上むさ苦しいし
  • 三行目(理由②):かといって、冷房も嫌いだし
  • 四行目(理由③):それに、夜好きの自分にとったら真っ暗闇の夜の時間が短いのが腹立たしい。
  • 五行目(結論=主張の繰り返し):そんなこんなで、夏はすきじゃない。

というのをスペイン語でやります。

そう、ご覧のとおり

それも絶妙にシンプル。

まあ、細かい話をすると、そもそも、“5行”と一口にいっても、どんな大きさのノートなのかや文字の大きさにもよって語数が変わってくるので、ちょっとアレンジ&発展させて自分ルール的には

“5点”または“5項目”

とすることにしてます。

とにかく、5点、だとして、この文章の構造自体のシンプルさがミソなんだろうなと、思うのは、実際書き出すと5点なんかでまとめきれずに、つまり、理由を3点でまとめきれずに、結局完成までもっていけずに放置、ということが個人的には多々あるからです。ほんとに多々。

それはそれで、あるテーマに関連して“言えること”が多いということでもあるのでいいのかもしれないのですが、ただいかんせん、欲張ってあれもこれもそれも書いておこう念のため、なんてやってしまうもんで、もうノートがぐっちゃぐちゃで、見返した時に

“どこが重要なポイントなのか”がわからなくなる

こんなことなら、重要ポイント5点に絞ったほんとうにシンプルな5行メモの方がどれだけましだったことか

というような致命的な状況に陥ることになります。

なんのためにやってんだ、混乱させるためか、来るべく機会のために考えを整理整頓しておくためではなかったのか、と、うんざりすることになります。

そして、誓いました。

ノートを見返す未来の自分のことをもうちょっと気遣おう、その場の乗りでやってしまわないで、と。あ、あと、メモ法の研究をしよう、と。

また、逆に、理由が2つしか浮かばないゆえに未完成で放置、という失敗例もよーく起こります。浮かんだ理由の分の膨らませ要素はどんどん出てくるのに、肝心な“三つ目の理由”が浮かんでこない。というような。

さらには、五行エッセイに実際に取り組むにあたって、いざよし始めようとしたその時にお題を用意するとなるとなかなかに浮かばない、というような壁にもぶち当たります。

ここは、日頃からお題になりそうなものを探してメモしておく、ということで解決できそうです。とはいえ、相当意識して目を光らせておかないと、なんの収穫もないまま日々は無情に過ぎ去ります。

お題もくそも五行エッセイもくそもないような日々、つまり、五行エッセイどころではない、果ては、スペイン語の勉強どころではないような状況に陥るのは避けれるなら避けたいところです。

話が逸れました。

とにかく:

いくらシンプルだからといって、いくら五行ポッキリだからといって、ぜんぜん簡単楽勝イージーなわけではないところが味噌&ピリ辛刺激要素なわけです。

言いたいことを整理整頓して5点にまとめる。

4点でも6点でもなく。

という作業は、なかなかに脳みそ酷使必須です。思った以上に。

少なくとも自分のケースは。

それでは、やっと本日のスペイン語五行エッセイへ↓↓

スペイン語五行エッセイ本日のお題:『いつの時代も、ほんっと、人って“幸福感”を誘発する何かを探してやまないですよね』

En cualquier época, la gente no deja de buscar algo que provoque “la euforia”, por ejemplo, el alcohol, la droga, el consumismo, la juerga, etc., según sus respectivas inclinaciones.

Primero, será porque no le gusta sentirse vacía

(y quiere ser alguien que vive plena e intensamente llevando una vida satisfactoria y llena de significados, es decir, una vida digna de vivirse)※.

Segundo, será porque la gente sabe que manipulando su propia percepción con esos actos eufóricos puede conseguir un placer mental o una sensación de felicidad aunque sea algo instantáneo, fugaz y no duradero,

(sintiéndose completo o fuerte, olvidando su realidad llena de sentimientos negativos, tales como pena, soledad, ansiedad, infelicidad, miedo, complejo de inferioridad, aburrimiento, monotonía, estancamiento, entre otras cosas).

Por último, será que, sin necesidad de exagerar, se debe sencillamente a lo que se supone la naturaleza humana o algo instintivo de buscar cosas que nos hacen “sentir mejor”,

(cosas, incluso, consideradas saludables tanto física como mentalmente, así como practicar deportes, comer sanamente, organizarnos, hacer cosas que realmente nos fascinan.

Hasta algunos de los actos poco saludables arriba mencionados son en cierto modo muy útiles al funcionar como oportunidad para refrescarse y como motor de seguir adelante).

Con todo ello, se puede decir que existe la tendencia de que la gente busca algo eufórico.
  • ※注:()は、膨らまし要素。
  • ここでの文章の改行ポイントは、段落ではありません。文章が続いていても、意味のかたまりで適当に分けています(自己判断)。
  • 文法的におかしな部分や誤字脱字、大いにある可能性があります。いち学習者の書く文章ですのでそこらへんはなにとぞ甘目にお願いいたします。そんなしろものなのに恥ずかしげもなく公開する、がまさにここでの狙いです。

・・・で、やっぱり、五行なんかで終わらなかったです。

でも、5点だから良し、ってことにしました。

日本語訳

・・・はしません。

なぜなら、いつもながら不思議なのですが、こんな内容、こっぱずかしくて、というかその前に、そらぞらしくてさむざむしくて、日本語ではぜったい書けません。書きません。

やっぱり、外国語仕様の人格、なり、性格、なりがあるのだなあ、とくづく思います。

もしくは、日本語に訳すと、なんか言葉の意味やニュアンスがぼやける、というか、ずれる、というか。直接的でないというか、ベールとかモヤがかかってる感じがいつまでたっても晴れない、とでもいいますか。日本語をスペイン語訳する逆の場合もしかり。

そのズレこそが醍醐味、なような気もするし、そこがどうもなあ、という思いもあるにはあるし。

でもそこんとこをよく考えてみると、なんにせよそれだけまだ“スペイン語から遠い”状態にいるのかもしれないなあ、と思うわけです。

なんというか、『自分のスペイン語』がをまだしっかり持っていない、というような。

自分の日本語魂と自分のスペイン語魂の間に依然としてズレがある、というか。

一生なくならないズレなのかもしれませんが。

どういうテーマやトピックの時に使い回せるか

今回のものは、結構普遍性度が高めで、“何かへの依存”系のテーマの時に使い回せるものだと思います。

ネット依存症・スマホ依存症・ソーシャルネットワーク依存症・ゲーム依存症・ワーカホリック・買い物依存症・アルコール依存症・薬物依存症・ギャンブル依存症・家族やパートナーなどへの依存や共依存

などなどいろいろあります。

どんなものであれ、すべての依存症に共通した根本的なポイントとして、「ところでそもそもなんで人はなにかに依存する傾向があるのか」というような方向に話の流れを持って行けば、ぶち込むスペースを作ることができます。

使い回してナンボです。

その機会到来をただ待つのではなく、ちょっと無理あるかな、ぐらいの感じでも誰も構わないはずなので、自ら切り開き態勢が大事です。あざとく。抜け目なく。

あとがき

ほんと、はっきりいって、他人様にはどーでもいい度高めだろうけど、今後も、“五行エッセイ”、勝手にやっていきたいと思います。

“恥をさらしてそれを活力にするのに最適な状況”を最大限に利用してしまって申し訳ありません。

五行エッセイ修行第二回目はこちら↓↓

勝手に自作五行エッセイ第二回目です。今回のお題は:『ストレスと引き換えにお金をもらう時代は終わる、らしい。』です。それに加え、この学習法の醍醐味、前回と今回のエッセイの出来に関する勝手な深い反省、使い回しのできるテーマやトピック、などなどについて記します。

『五行エッセイ』さらなる詳細は以前の記事で↓↓

スペイン語で論理的に話せるようになりたいのです。楽になりたいのです。“伝えたい”という熱い感じの執念だけではまかないきれない説得力や伝達力を、頭のメカニズムとか人間として色々な意味の基礎部分とかを強化して、習得できるものなのか試してみたいと思います。ここにて、スペイン語系論理的頭脳ゲット計画発動とします。
前回から引き続き、ロジカルな説得力伝達力抜群のスペイン語を話せるようになるために始動させた、スペイン語系論理的頭脳ゲット計画の第一弾「魔法系...
もう迷いたくない、うまく次へ繋げたい、矛盾なくやっていきたい、うまくけりをつけたい、きっちり区切りをつけたい、もう後悔したくない、すっきりと...
今回は、空間的時間的制限を超えた『【長期型】“どこでも”スペイン語漬けライフでできること8つ』の後半部:⑤五行エッセイ執筆、⑥オンラインでのネイティブとの交流、⑦娯楽はスペイン語オンリーで、⑧スペイン語を使って何かを学ぶ。の4つについてです。


コメント

  1. ákiko より:

    こんにちは、初めてコメントします。

    しばらく前にこちらで5行エッセイの記事を見て、2月から私も書いています。
    私の場合はもっと簡単なトピック、文章、単語なのですが。
    先週、ちょっとくじけて1週間ほどさぼってしまいました。でも書かないと、
    なんとなく気になるというか、寝る前に書いていないことを思い出したりして、
    罪悪感が襲ってくるくらいには習慣になりました(笑)。

    5月にDELE B1を受験するので効果があるといいなぁとは思うのですが、語学は
    すぐに効果が出るとは限らないので、気長にやっていこうと思っています。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      コメントありがとうございます。
      “罪悪感が襲ってくるくらいの習慣”ってなかなかにハイレベルな境地ですよ!あこがれます。
      私は、まだやらなくても罪悪感のかけらもなにも漂ってこないレベルにいるので、もっと自分に発破をかけたいと思っているところです(五行エッセイに関して)。
      とはいえ、やっぱり語学はサボリも必要過程と考えるぐらいの気長作戦のほうがうまくいくと私もおもいます。