スペイン語の口癖 『o sea』
これは、「つまり」や「言い換えれば」という意味の表現ですが、もはや「つまり」でも言い換えてもいないのに、言葉に詰まるとごまかしと時間稼ぎの為にモゴモゴと自然と出てきてしまうMY口癖です。もう、「えーっと…」みたいな感じで出てきます。でも、こちら側は「えーっと…」気分でも、聞き手は「つまり」としか取らないから、「¿¡なにがつまりでつまりなに!?」となるようです。
幸い、DELE口頭試験対策のひとり練習時の自分スピーチを録音した時に気付いたのですが、その尋常でない己の『o sea』率に、笑えました。5分くらいの内容の中で、30回ぐらい言っていたのです。録音を聴いていて我ながらうざすぎて失笑です。無言の方がまだましだと思うくらいでした。でもいまさらだけど気付けて良かった、と思ったと同時に、これは早急に改善が必要だ、と考えました。
モゴモゴの多様化で解決
何をしたらいいのか皆目わからなかったのですが、まず簡単な話、言葉に詰まることがなくなればよいのです。が、それはそんなに急にできることでもなし、他の方法を模索するしかありません。
で、実際やったことは、というか、できる範囲内で唯一思いついたことは、言葉に詰まった時のごまかしと時間稼ぎの為のモゴモゴのバリエーションを増やす、ということでした。
『pues…』『luego…』『entonces…』『y…』『¿cómo digo…?』『¿cómo se dice…?』『es decir…』『eh…』『ah…』『que…』などなど。
これらをまぜまぜして使うようにして、モゴモゴに多様性を持たせることにより、より自然なモゴモゴを演出するようにしてみました。
まあ、どこまでいってもモゴモゴモゴモゴしているのですが、モゴモゴを恐れず、モゴモゴを恥じず、脱モゴモゴの強迫観念にとらわれず、一刻も早いモゴモゴ越えを夢見て、モゴモゴし続けるしか道はないのです。
癖の染み付き要注意
だれにでも、スペイン語学習を続けていると、ひっぺがすのが難しい癖ができてくるとおもいます。口癖以外にも、スペイン語ネイティブの人々のジェスチャーや顔の表情・目の動きなどうつってしまうかもしれない要素はたくさんあります。
自分のお気に入りなものだけ吸収したいものですが、そうでないものも測らず染み込んできます。たとえば、愚痴癖とか文句垂れ癖とか、幸か不幸か近くにいる人の好ましくない性質が反映された話し方であったり不満顔であったりが、知らず知らずのうちに自分の中に最早ひっぺがせない級に住み着いてしまうこともあると思います。
なので、スペイン語上達目的のみのやっつけ人間関係づくりは極力控えて、染み付く癖のタイプを選り好みしたいものです。そんな贅沢な選択肢があり、可能なら・・・・・・・・・・の話。