◆DELE西作文試験(レベルC1):「tarea2」
内容詳細は、以前の記事(「スペイン語作文2:DELE試験の文章表現」)に書いた説明文を再掲します。
ちなみに、前記事(「其の一」「其の二」)で作文した「tarea1」のほうの課題内容の説明を忘れていたので、ついでに載せておきます。
DELEC1レベルのスペイン語作文試験は、2つの課題からなっています(合計試験時間80分)。
①一つ目の課題(tarea1):
講演・演説・発表などの録音音声(約4分)を2回聴いてから、それについてのまとめ・自分の意見などを作文:内容の主要な点を取り上げ、その後自分の意見の表明・そしてその根拠を説明(220~250語)。
講演の内容:アカデミック(学術的)、専門職的、公的な分野のもの。
話者:いろんな国のスペイン語ネイティブの方々。
評価される点:その音声テキストで主張されている主要ポイントを正確に把握し理解し、それに対しての自分の立場(反対か賛成か)を明確にさせ意見を述べ、その上その自分の意見をはっきりと詳細にしっかりとした構成で、論理的に正当化することができるかどうか。
②二つ目の課題(tarea2):
2つの選択肢(以下のⅠとⅡ)から1つを選んで作文(180~220語)。
Ⅰ)グラフ資料・広告・オピニオン記事に関する短い要約などを見て、報告書や記事を作成。
Ⅱ)与えられた短い状況説明・条件・指示を踏まえて、抗議・クレーム・問い合わせ・申請・奨学金制度や仕事への応募・プログラムやプロジェクトなどへの参加申し込み、などを目的としたフォーマルな手紙・メールの作成。主張したり、意見したり、説得したり、抗議したり、評価したり、自分や他人を推薦したりする。
(抜粋して追記修正:自分の前記事「スペイン語作文2:DELE試験の文章表現」より)
◆2015年5月試験で出題された題材
ということで、上の説明の②の通り、この「tarea2」では、2つの選択肢から一つだけ選んで作文します。
実は、実際の試験では、一つ目の課題で時間を取られ過ぎた為、この課題では、2つの選択肢を吟味する時間がなく、上の説明文のⅡの手紙やメールを書く方に迷う隙なく決めて取り掛かりました。
だから、Ⅰの方の題材は見ていません。今後の為にも、見ておきたい気持ちはやまやまだったのですが、ちらっとも見れませんでした。
でも、本当は、ちゃんと余裕を持って両方の選択肢を吟味して、自分の書きやすいテーマのものを選択したほうが断然賢明、なのは火を見るよりも明らかです。
さて、ともあれ、その時書いたⅡの方で提示されたテーマは:
なんか他にも、これは必ず伝えるべしという指示ポイントや考慮に入れるべく点がいくつかあった思い出があるのですが、内容はうっすーらとしか覚えていません。
確かではなく覚え違いかもしれないことを前提に:
考慮すべき点や指示
・クリニック内の設備が古くて不衛生。
・いますぐ対策を取らないと事態がさらに悪化し取り返しのつかないことになると脅せ。
・そして改善の為に早急に処置を取るよう説得せよ。
◆まとめ◆
あー、面白そうですね。
またこんな猿芝居を書面ながらになぜしなけりゃいけないんだとムカムカする反面、どんな感じの従業員の設定でいこうかな?理屈っぽく攻め立てるイヤーな感じにする?それとも根拠なく正義感バリバリの気持ち悪い感じでいくか?いや、ここは権力に反感を持つ反逆者風でもいいかな?など考えている自分がいます。
が、実際の試験では、こんな妄想の余裕すらないのが現実です。
ま、そんないろいろ考えて楽しい妄想膨らませる余裕が仮にあったとしても、結局、自分の現在の文章表現力の限界が存分に邪魔して、チャチなものしか出来上がらないので、我ながらとても残念です。
次は、この題材で、もう一度実際に作文してみます。
続く。(⇒「DELE西作文試験の詳細4」へ)