スペイン語ディクテーション3

ディクテーションは、個人的には好きなメニューですが、時間がとてもかかるメニューです(参照前記事⇒ディクテーション」「」)。なので、いつも、ディクテーションのやめ時、それも的確なグッドタイミングなやめ時、を探っています。

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ディクテーションのやめ時の見極め


実は前から一番知りたかった、ディクテーションの絶妙なやめ時

結構時間を取るので他の学習メニューをする為にも、そんな絶妙なタイミングがあるのであればその機を逃さず卒業したいけど、一番避けたいのは、中途半端にもしくは時期尚早にやめてしまって、せっかくいままでやってきた時間と勉強が無駄になることです。つまり損したくないのです。

なので、いったいどれくらいできるようになったら、自分にディクテーション卒業の許可を出せるのか、を見極めたくてしかたありません。

そこで、ちらっと調べてみると、

  • 全体の8~9割を書き取れるようになったら

卒業してもよし、という意見がありました。

あとは、

  • 3分の音声素材を1時間で出来るようになったら(どこかで、ネイティブはこのくらいでやる、と書かれていたのを基に)

卒業してもよし、という指標を独断ではじき出してみました。

ところが、勝手にはじき出してみたはいいけれど、曖昧で微妙なことだらけなのです。

例えば、3分の素材、とざっくりいってもスピードによって結構語数も変わってくるし。
(『リスニング素材のナチュラルスピードについての考察』)

それに、内容の難易度や未知語彙数によって、確実に出来(書き取れた割合)は変わってくるだろうし。

ディクテーション始めたきっかけ

よくわからないから、次は、個人的に、「なぜ、ディクテーションを始めたか」という、基本に立ち返ってみます。

リスニングは、数回受けたDELEレベルC1試験において、一番初めに合格ラインを超えたパートでした。

にもかかわらず、いつまでも自分のリスニング能力は安定しません(安定してる他の能力なんてないけど・・)。実際の試験や過去問などでも、いつも選択した答えに確信がなく、消去法で選んで、結果、正解、というラッキー正解が多かった上での合格点でした。

あとは、集中力の問題なのかもしれないけど、リスニング中いつでもどんな時でも、ちんぷんかんぷん瞬間が訪れるし、文ごとの意味は分かっても、全体を通して聴いた後、結局なにを言いたいのか(話し手の主張)、がつかめないことがいつまでたってもなくなりません。

そして、合格ラインを越えてるという油断からか、下がっていくことはなかったけど、点数が上がっていくこともなかった、という自分の中でなかなか伸びが感じられない能力であります。(ひどすぎた他のパートを追いつかせる為の力を注ぐのに精いっぱいだった、ともいえる)

ということで、ディクテーションを始めた動機は単純で、「リスニング能力をもっと上げて確固たるものにしたかったから」です。

ディクテーションの目的・効果

ディクテーションをする目的は、いうまでもなくリスニング能力の向上なのですが、もう少し詳しく言うと:

  • リテンション能力の向上:一度聴いたものを、できるだけたくさんそしてできるだけ長い時間、頭の中に保持する能力を向上させると、リスニング能力が上がる。
  • “発音が聞き取れなかったのか、聞き取れたけどそこから意味がつかめなかったのか”を自己確認する為:自分の聞き取りにくい音などを確認できる。
  • 書く練習や語彙や文法の習得・復習・定着に役立つ。

※ちなみにディクテーションの欠点

リスニングの際、スペイン語文を一言一句聞き取るより、文の意味を瞬時に理解することのほうが大事であり、その、一文一文や文章全体の意味を瞬時に理解する、もしくは一度聴いて理解できるようなレベルに到達するためには、日々大量の文章に触れることが不可欠、だといわれています。

その点、ディクテーションは、まさに一言一句聞き取って書き出す学習だし、それゆえひとつひとつの文章に時間がかかるので、少しの素材にしか触れられない、というところが、欠点だと思います。

まとめ

そうです、初心に戻ったら、やっと思い出しました、私は、「リテンション能力」が欲しかったのです。これ欲しさにディクテーションを始めたのでした。この能力が身についたらリスニングに関しては、無敵になるのではないか、と勝手に妄想して、今もそれに取りつかれています。

はぁ・・・、まだ「リテンション能力」ないや・・・まだやめられないてことか・・・

あ!でも他にこの能力獲得の為にできる学習法がないか調べてみたことがありません、さっそく調べてみます。

(「リテンション能力について」[サイト内])

ところで、もうこんなこと言い出したら元もこうもないのだけど、学習メニューにも、向き不向きがあるし、個人個人が学習過程のどの地点にいるかは千差万別です。

ある人には、今の時点ですごくぴったりきて、グンと能力アップ出来るかもしれないし、また、別の人の場合は、同じことをしても成長が実感できなかった、ということになるやもしれません。

なので、ディクテーションが必要かどうかは、各自で試してみて決めるのが一番、そして、やめ時も、少しやめてみて後悔することになるのかどうか試したり、はたまた可能なら継続してみたりして、検証してやっていくしかない、ということにして、、です。

わあ~、でたあ~、人それぞれ、でまとめる一番安易なやつ。

最高の効率で学習を進めたい気持ちが強すぎて、頭が混乱し逆に空振りしているのです。お許しを。

次は、いままでディクテーションに使った素材と現在使っている素材などについて、あとは、憧れのよだれものの「リテンション能力」獲得についてなにかわかれば、記してみます。

⇒「リテンション能力について」へ(サイト内)
⇒「リテンション能力について其の2」へ(サイト内)