DELE口頭試験 モノローグ対策 第2弾
(※再生時音量注意願います)
◆個人的感想:
この動画の男性は、いい意味で、普段から口が達者そうだな、と思います。念のため繰り返します、いい意味で、です。
外国語学習において、これは最強の武器であって、元来おしゃべりな人が圧倒的に有利なのは、周知の事実かと思います。
そして、逆に、せっかくいい意味で無口シャイな人も、残念ながら、消極的な学習者、という芳しくない印象になってしまいがちです(参照⇒社交性ゼロからのスペイン語)。
この男性、なんか、あやふやな単語や表現なども、目配せみたいな軽いウィンクみたいなのをひとつやふたつピィョン♥と試験官に飛ばして、「しかたないわね、愛嬌愛嬌」と試験官に思わせて大目にみさせて、その時々の減点の機会を奪い、最終的に残った好印象が小さなミス達を忘れさせ、うまくいきそうなケースのような感じがします。
そして、もちろんそれだけでなく、愛嬌うんぬん以前に、学習者の目から見ると、すごく流暢だし、話の筋が通ってるし、言いたいこともはっきりわかるし、支離滅裂なとこはどこもないので、出されたお題から大きく逸れていなければ、合格点(C1レベル合格ライン60点)もらえるのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか?
当たるテーマに大きく左右されるモノローグの出来具合
ところで、モノローグの出来具合は、当たるテーマに思いっきり左右されると思います。
上の動画の男性も、確実に近頃のいろんなゲーム機とそのメーカーについての前知識と興味がある程度ある上で、意見を述べているのだと思います。
興味ある分野のテーマに当たったらこの上なく幸運ですが、興味が特になくても、一度でも練習したテーマであれば、一度は考えを巡らせてみたり調べたりして浅いながらに見解や意見を持ったことがある、若しくは、その分野に実在する問題や他人の様々な反対・賛成意見をうっすらながらに知っているテーマ、ということになるので有利です。
また、関連する語彙の知識もあるし、そのテーマ特有のキーワード的語彙を、知ってるだけでなく一度でも口にしたことがあるということが本番すごく助けになると思います。
逆に、一度も練習したことも考えを巡らしたこともないテーマにあたると、難易度がグンと上がり気分はガンと下がります。
つまり、
- 普段から万遍なく様々なテーマで練習しておくと試験本番で(多少)楽、で
- 得意なものなんてないけど、少しでも得意目なテーマに当たりますようにぃぃぃいいい、と呪うように祈るしかないようです。