スペイン語で論理的に話す楽な方法探索1

スペイン語で論理的に話せるようになりたいのです。なぜなら、「ぜひ自分の言い分を理解してほしい」という切実な強い思いを持った時、情熱や正直な心や伝えたいという純粋なド熱い気持ち、あたりのキラキラ心構えだけでは色々足りなくて、結局、伝達力や説得力に限界があり、びっくりするぐらいどーにもならなくて悶々するほかない場合が多々あるからです。

そして、だいぶ前からくっきり気付いてはいたのですが、スペイン語がどう。とか以前に、どうやら頭のメカニズムなのか人間として色々な意味の基礎部分の話なのかとにかくその辺があんまりうまくないみたいで、そしてそれが邪魔してスペイン語論理的話術における進歩改善がちっとも見られません。

そんな、うぅ、に加え、最近、(やっと)とにかくなんでもがむしゃらにやりゃあいい、ってもんでもない、下手ななんとかも数打ちゃ当たる、ってもんでもない、つまり、基礎部分を固めずに“話せば話すほどいい”をモットーにとにかくしゃべりまくっとけばいつかいい具合になる、ってもんでもない、らしい、という事実が傷口に沁みはじめてきたので、いよいよ、根本的な問題に取り組むことにした次第です。

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スペイン語系論理的頭脳ゲット計画発動

llegar a poder vivir con un cerebro que funcione lógicamente (versión español)


まず、そんなものゲットできるものなのかどうかも不明なのですが、そこは置いとけるものなら置いといて、とにかく、

やれ

ロジカルシンキング

だの

やれ

論理的思考

だの

なにかしら力(パワー)が身に付きます。という謳い文句に吸い寄せられるままに吸い寄せられてみて色々うろうろさまよった結果、試してみようと思ったのが、まずこれです。

①魔法系

これは血まなこで探し出したものではなく、ある日、めずらしく偶然たまたま目に飛び込んできた英語学習に関する記事の中で薦められていた訓練法で、この度、“参考”を完全に超えて、“そっくりそのまま”実践してみることにしました。

参照記事こちら⇒東洋経済オンライン『英語がペラペラになる「魔法の5行エッセイ」:ハーバード流「非ネイティブ」の英語勉強法』パート1»http://toyokeizai.net/articles/-/70692 パート2»http://toyokeizai.net/articles/-/76034

その訓練法、その名も:

魔法の5行エッセイ

きました、「魔法」。

でました、「ハーバード流」。

きました、「ペラペラになる」。

でました、「そういうのに魅了される人」。ここに。

そいで、どんな魔法じみた訓練法かとおもいきや、エッセイ?

まず、話すことに関する件なのに、書く?の?

そんな疑問、なぜエッセイか?は記事によると:

話せるようになる近道は、書く力を鍛えることにある

なぜなら、

そもそも、書けない内容は話せない

から。

それゆえ、この訓練は、

会話やスピーチに応用可能

なものだということのようです。

確かに、話すことも書くことも、アウトプット行為であり自己表現の手段であるというところは共通しています。自分の頭の中で作り上げたものを、相手に、口から伝えるか、文面で伝えるか、だけの違いです(もちろん、瞬発力の必要性度合は決定的に違うし、使う表現であったり伝わりやすい方法はそれぞれ違ってくるのですが、ここでは置いておきます)。

そして、ここでいう“エッセイ”とは、日本でいうエッセイ=随筆とは違って、思ったことを書き綴るのではなく、相手に伝えることを前提に書くものであって、つまり

エッセイ=自分の考えや意見を整理して書いたもの

としています。だから、

普段から、さまざまなトピック(話題[となる出来事])を題材に、5行エッセイを書いておくことによって、その題材に関する自分の意見を整理しておくことが可能になる。

そして、その自分の意見を組み込んだ自作のオリジナルエッセイを書きっぱなしにするのではなくて、それプラス

それを何度も音読・暗唱して、沁み込ませて馴染ませておくと、効果倍増

つまり、同時に、ちまたでよく耳にする、

「話す力」は話すという行為を通してしか伸びていかない

というところも、音読・暗唱の繰り返しによって、カバーすることができるという。

つまり、「話す」という行為は、なにも会話相手が必ずしも必要な行為なわけではなく、ひとりでもできることなので、どんどん音読や暗唱や瞬間作文やモノローグや独り言やっていきましょう、というおはなしであります。

納得。したので、次に進みます。

●魔法的訓練法詳細●

具体的なやり方は、実にシンプルでライトでした。

だからこそ、やってみようという気になったのですが。

簡単にいうと:

結論⇒理由三つ⇒結論の繰り返し

の5行(項目)で終了です(理由三つで三項目とする)。

記事で挙げられている英語での例をスペイン語に適当に変えた例:

例Ⅰ:「夏が好き」な件

①結論 A mí me gusta más el verano.
②理由1個目 Los días son más largos.
③理由2個目 Podemos vestirnos con menos ropa.
④理由3個目 Podemos viajar com mi familia.
⑤結論の繰り返し(言い換えて) Mi estación favorita es verano./La estación que más me gusta es verano.

例Ⅱ:「ミルクティーが好き」な件

①結論 A mí me gusta el té con leche.
②理由1個目 Tiene buen sabor y aroma.
③理由2個目 Me mantiene despierto./Me quita el sueño.
④理由3個目 Es bueno para la salud.
⑤結論の繰り返し(言い換えて) El té es mi bebida favorita./El té es la bebida que más me gusta.

個人的感想

ほんと、実にシンプルでライトです。

でも、このシンプルさが論理的思考の秘訣なのかもしれない、と思えました。

シンプルな訓練法だといっても、実際の生活で、なにかが好きとか嫌いとか欲しいとか欲しくないとか言いっぱなしにするのは簡単ですが、そこで、“なんで?”とズカズカつっこんでくる人は必ずいます。

そんな、可能ならサッと納得させてやり過ごしたい状況において、ひとつくらいなら理由を言えるけど、三つ、となるとなかなか出てこなくてモゴモゴする羽目になるのを避けたかったら、日ごろから準備をしておくのは効果的ですよ、という話みたいです。

親しい仲とか親しくない仲での時間つぶしのための日常会話でのことなら、理由ひとつで、または、理由なし+必殺“別に。”で、済ましたってなんてことないのですが、仕事とか試験とかだとそれで済ましたら結構望ましくないデンジャラスな状況に陥るような場合があることでしょう。

さらには、ある程度のレベルを目指す外国語習得者にとって非情なまでに思いっきり足枷となる、

極み:“そもそも話すことがない”

という、人間同士のコミュニケーションにおいて、ものすごく根本的かつ深刻かつ究極的な問題をも克服できる可能性を秘めている、とか。

外国語・スペイン語云々の前に、ひとりの人間としてのコミュニケーション能力不足なんとかしたら?という提案とも取れなくありません。

・・・放っておいてくれ!!と叫びたくなるところをグッと堪えて、抜群の効果あり、らしい、5行エッセイ勉強法、ためしてみます。

∞まとめ∞

よし、魔法にかかったつもりで、ペラペラ目指します。

しかも、おしゃべり系ペチャクチャでなくて、もうもんのスゴイ説得力のある論理的系ペラペラです。

つまり、

脱“だまるよりはましだからとにかく何かしゃべろう”

して

“場合によっちゃだまるよ支離滅裂よりぜんぜんまし”入門

又は

“沈黙すらスパイスにしてしまう話術マスター”入門

です!!

次回は、このシンプルすぎるゆえに実践的でないという欠点を改善するための、これをベースにしての話の膨らまし方、についてです。

»スペイン語で論理的に話す楽な方法探索其の二』へ


コメント

  1. わさび より:

    私も先日のDELE試験から思っていました。自分の考えを話すことに慣れていないため(特に日本人はそれが顕著と思います)意見を聞かれても正直どうでもいい、何も浮かばない、ということに陥り、さらに適当に学生時代を過ごしてしまった場合、読書感想文から小論文まで参考文書の内容の切り貼りで切り抜けてきてしまったため、いざDELEのように書いてあることを短くまとめさらに意見を述べるなんて、まず日本語でできないんですがそれは・・・ってなってました。中学生向けの小論文の書き方の本を買おうかなレベルで悩みました。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      奇遇です、私も、C2合格に向けての勉強開始当初に、日本語小論文入門書を、私の場合「買おうかな…」ではなくて、「図書館で借りよう。」の方で、実際借りました:)でも、パラパラ~っとめくったらそれで何故か(何故か?)なんか満足してしまって、そこから何も得ずに返却した次第です。買うべきでした。でも、ほんとC2の表現部門は、かなり求めてきますよね。食い込んできますよね。