瞬間西作文4:スペイン語独学会話練習

瞬間作文をスペイン語でする瞬間西作文トレーニングにおいて、いつ卒業できるのだろうなどと考えを巡らせることは、間違いなく時期尚早だし、そして、何故かせつなくなるだけだから考えないとして、そのかわり、目指すところはどこなのだろうかについて考察してみます。(「瞬間西作文其の1」「其の2」「其の3」からの続きです)

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瞬間西作文トレーニングで目指すところ


いろいろな意見がありますが、まず身近なところで:

5000個の短文を即暗唱(1秒以内に発声)できるような人

そして、こんな意見も。

さらに怖いものなしになりたければ、理想ストック短文数 ⇒5万個

ぅお~、5万個!?

わかり易く言えば。この例文ひとつひとつが皆なんらかの理由で私に1円くれたら、5万円になる!!

ぐらいの凄い数なのです。5000個なら、5千円ぽっきり。

でも、本当に怖いものなしになりそうではあります。

そして、個人的経験値としては、現在まだ約3000個です・・・3千円・・・

その上、初めの方にしていた例文の中で忘れてしまっているものがあるという事態が起きています。

なので、新しい例文で瞬間西作文トレをしてストック例文をどんどんもりもり増やしていきたいのに、復習もするべきなのかどうか、迷いまくっています。

そして、ネットを探索した結果、たいしたアドバイスに出会うことが出来ませんでした。だから、決めました:復習と新しいストックを増やしていくということを同時進行させることにしました。

つまり、例えば、1日の中での瞬間西作文にあてる時間のうち半分を新しい例文、半分を今までやった例文を復習するために使うことにします。

でも、充てる時間が同じなら、復習できる短文の数は新しく触れる短文の数と比べて多くなるはずです。そこが、いいのか悪いのか、半々ではなく復習時間は短めにしたほうがいいのか、考えどころであります。

ところで、大概、語学において、“新しいことの習得” “復習又は繰り返し” をまぜこぜにして同時進行で学習を進めていくのが良いと言われています。もちろん、学習者のレベルや状況によって、その割合は色々だとおもうのですが、でも、上級者をめざす学習者にとっては、どの割合がいいのか、謎です。

自分自身のケースを考えてみると、なんとなーく、の、ざっくりで:

“新しいことの習得”:“復習又は繰り返し” = 2 : 8 とか 3 : 7

あたり、だと思います。

でも、ある程度のレベルの学習者にとっては、その比重は、“新しいことに触れて習得する” に傾けるべきなのかな、とも思います。半半とか?

ちと、考えます。

次の瞬間西作文に使う素材の検討

ということで、新しいことの習得と復習の同時進行を決めたわけですが、そこで、これから使う、新しい素材をなににしようか検討中です。

候補としては、

①「スペイン語会話クイックレファレンス(第三書房)」の後半の会話部分

理由は、ちょうど左右にスペイン語文と日本語訳がわかれているゆえ、ノートを作らなくてもいいから、が一番。ただ、今までやっていたように、10個の例文ごとにページをわけて、という風にはいかなくなるけど。文の長さもまちまちです。

でも、そろそろ、もっとラフにやってみてもいいのではないか、と思いまして。そして、いままでのように良く似た同類の構文や表現が並ぶことはなく、会話文の特質上、いろいろな文が混ざりあう感じ(※)になるところがまたいい。ような気がする。

(※瞬間作文方法として、一定量をこなしたら、文法や構文ごとに分かれているものではなくて、ランダムにさまざまな例文を瞬間作文していくことが薦められている)

あと、会話や話の流れみたいなもの吸収できるかもしれないという思いがあります。

でも、なんかもっと難しい構文とかのほうがいいのかな、とも思ったり、いままでお堅い感じの作文用の構文の参考書でやっていたから、気軽な口語調のものもやりたい(必要性を感じて)と思っていたから、いいか、やろう、かな、とも思ったりしています。

そして、きめ手:

この参考書はもともとフランスで出版されたもので、これを日本人学習者向けに編集したものなのでそうです(本書の「はじめに」より)。そして、日本語訳をしている二人のうちの一人が、「スペイン語作文の方法」(今までに「構文編」と「表現編」の2冊を瞬間西作文でやった参考書)の著者である小池和良氏、ということがきめ手。

ま、氏によってピックアップされた文章ではないのだけど・・・。

あと、会話文だから口語メインだけど、使われている言葉づかいが「平俗」なのか「丁寧」なのか、がマークされています。

とりあえず、やってみないと、なんともいえないから、やってみようと思います。

②随時、辞書や参考書や記事などで出会った表現や短文で、覚えてものにしたいと思ったものをかき集めて

これには、まず、例文をかき集めるのに時間がかかりそうだけど、これも同時に進行させたい案件です。

ほれ、役に立つぞ、覚えな、と提示された例文ではなくて、使いこなしたいと自発的に思った表現ならば、また違った感じで取り組めたり、違った効果が得られそうな感じがします。

と、候補が二つしかない、という。

なら、もう二つともやります。

まとめ

てことで、とりあえず目先の目標を、ストック短文数を5000個にする、とすることにして、そこまであと2000個足りてないので、とにかく続けます。

ちなみに、この学習法 “瞬間西作文” がうまくいかない一番の原因は、

習慣として継続できない

という、ことなのだそうです。

なんか、やらなきゃ、うまくいくもなにもない、て話なのに、なんだかよくわかりませんが。

でも、逆にいえば、継続しさえすればうまくいく、てことです。了解。

最後に、瞬間西作文において、個人的に忘れがちな大事ポイントのおさらいをさせて下さい。

●手順: まず、日本語の文章をさっと見て ⇒その内容を口から発したい状況と話者の気持ちをはっきりとリアルにイメージし ⇒そして、口から発する。
考えなくとも、違和感なく自然にそして瞬発的にスペイン語文が出てくるぐらいのレベルまで極めるべし。
●この学習の目的は、例文や構文の暗記ではなく、学習継続過程において結果的に暗記して暗唱できるようになっているだけ。