前回記事↓↓
DELE口頭試験パート“可・不可”ヒストリー
*C2合格まで
表にしてみると↓↓
*C1合格まで
表にしてみると↓↓
おお~、つまづいてますね。すね打ってますね。嫌な段差ですね。
ちなみに、このC1レベルに関しては、以前にも、グラフが表す同じ内容を、特に2回目の不可の時の衝撃をニガイ思いとともに文字で描写したことがあります。
再掲します↓↓
・・・・個人的な経験として、DELE試験(C1レベル)に一度不合格後半年間結構勉強して半年後に再挑戦した試験で、他のパートは2~3割ほどアップして合格点に達したのに、前回合格点だった口頭試験だけ、逆に点数下がる合格点割る、そしてまさにそこだけが原因で総合的に不合格となる、という痛々しい目にあったことがあります。
自分的には、口頭表現もその半年で上達したと実感があっただけに、実は劇的に衝撃でした。
でも、正直、前回合格点だったから、ちょっと油断してた面もあるんですが・・・
上で、点数が下がっても超がっかりすることもない、と書いときながら、その当時の自分は超がっかりなんてライトな言葉じゃ表せないほどの落胆ぶりでした。
でも、このにがにがしい実体験を通して、口頭試験に関してわかった点がありました。
- 前回(上グラフの一回目に相当)の口頭試験で当たった試験官がすっごい甘かったこと。
- 次の回(上グラフ2回目)の試験官が、スーパー厳しかったこと。
- 当たる試験官次第で評価が随分と変わってくる可能性があるということ。
- 自分の実力が、試験官次第で評価されないレベルの不安定なものであること。
- スーパー厳しい試験官に当たると想定した対策が必要、ということ。
それから、この(自分の実力不足のせいだけど)なんかくやしくてくやしくてたまらなかったビターな経験が最強のばねとなり、スーパー試験官待ってろ、次は攻略してやる、とひとりで勝手に燃えて、猛烈に口頭試験対策に取り組んだので、その後、口頭試験パートだけは高得点をとれるようになりました。
ま、かたよるんですどうしても。
・・・・・・・・・・・続く。
以前の記事『スペイン語独学モチベーション②:進化の証を探す。血まなこで』より
続きはこちらから↓↓
*個人的総括
C2のグラフをみて、わお、と思いきや、C1合格までの道のりを見ると、あ・あぁ~、となれます。
ここで、言えることは、
DELE最上級C2合格まで自分を引っ張っていったのは、C1合格までに培われたスペイン語能力である、といっても過言ではない
ということです。
あと、そろそろDELE検定受験生の世界から足を洗いたい解放されたい、という切実な思い。
C1合格後に関しては、いってみれば、すでに持っているものを磨き上げていく作業だったような気がします。
例えば、読めるものをもっと速く読めるようにしたり、ひとつの物事やテーマに関してサッと出せるアイテムを増やしたり、質疑応答時の反応のキレをよくした(つもりになった)り、また、知らない単語や概念に遭遇しても、はい、知らない、次、と潔くあきらめるということに磨きをかけたり。
そして、個人的感触としては、口頭試験パートに関してだけの話ですが、C1合格した時点での自分のスペイン語能力が、C2エリアにも結構食い込んでいたことが、そののち1年後に受けたC2試験を一回でパスできた理由だと思われます。
脱線:スーパー(厳しい)面接官攻略について掘下げ
攻略法はただひとつ、
こつこつ実力をつける
です。
あぃ!
スーパー面接官特有の笑ってても笑ってない目とその眼差しを習得して対抗する。とか、スーパー面接官に当たらないように毎晩ひたすら祈る。とかそういうものではなくて。
ところで、壱ミリの甘みもなくしっかりとちゃんと正しい評価をしてくれた、かのスーパー面接官の顔は忘れません。もしろ忘れないようにたまに思い出してます。なぜなのか自分でもわかりません。
でもそういえば、結果的に“不可”を付けられたから、その時点で自分の中でただの面接官がスーパー面接官へと昇華したわけではなくて、面接本番の対面時からスーパー面接官としてのオーラと威圧感をヒシヒシと放出していました。
そして、その数か月後に結果を見た時点で、嫌な予感は的中、ああ、やっぱり、スーパー面接官だったんだな、と最終ジャッジした。というはなしです。自分の実力不足はさておいてしまった感じで。
でも、いまのいまよくよく考えてみると、そういえば、そんなオーラなり威圧感なりが充満した密室の中で、前からも後ろからもジッと監視された軟禁状態(主観的被害妄想)での本番時、自分では委縮したつもりはまったくないのだけど、ちっとも楽しくなかったことだけは覚えてます。あ!あ~これなのか・・・(ちょっと考えます)
(⇒考えた結果、単なる実力不足を、本番の雰囲気のせいにしてしまうとこだったことに気付きました。楽しい雰囲気なら合格するわけでもなしに。)
でも、もしあの時点でスーパー面接官に当たらず又は当たったとしてもなんらかのラッキー要素(※①)が働いてC1に合格してたとしても、そこからC2合格するまでの期間はさらに長くなることはあっても短くなることはなかったはずです。
(※①例:リスニングパートの点数が6割チョイとギリギリでなく、もっと余裕のある点数であれば、口頭試験パートの不足分の点数をカバーできたり)
採点用のグループとして、グループ①[読解パート+作文パート]とグループ②[リスニングパート+口頭試験パート]の二つに分けられていて、それぞれのグループ内の両パートの合計点数の平均が6割であればそのグループは“apto=可”となる。例えば、極端な話、口頭試験が25%でも、リスニングで95%取れていれば、この二つのパートを含むグループは全体平均で60%となるので、“apto=可”となる。
情報元»「https://examenes.cervantes.es/es/dele/como」
たぶん、もっとC2合格まで時間がかかっていたかもしれないと自分では思います。というのも、あの自分の実力不足の結果だとはっきりわかっててもこの上なく悔しかったあの苦味がなければ、その後のモガキやアガキもなかったかもしれないからです。
口頭試験で20点つけられる夢をみることもなかっただろうけど(作り話ではありません)。
つまり、実際は、こう↓↓なったけど
DELE検定のために集中的に勉強開始からC2合格までの期間:トータル約2年半 |
|
勉強開始(※②)からC1合格まで | ⇒1年半 |
C1合格からC2合格まで | ⇒1年 |
(※②:開始時レベルは大体中級)
場合によっては、この2年半というトータル年数が、3年なり4年なりと伸びたりしていた可能性もあるし、もっと大きな躓きに見舞われたり、集中力が切れて途中棄権してしまったりしてたかもしれません。
かけた時間についての詳細はこちら↓↓
まあ、スーパー(厳しい)面接官に感謝するのはこれくらいにしとくとして。
ところで、面接官との相性って、あると思います。でも、実は、あのスーパー面接官に、“ペルフェクト!!”と言われたい。その機会はもうないけど。
(※ちなみに、C2合格時、口頭試験はナイスな得点だけど、その他のパートはギョッとするぐらいギリッギリッでのラッキークリアだったので、あまり大きなこと言えないし、はずかしくてグラフとか作りたくない)
あとがき
なにはともあれ、あのとき躓いておいてよかった、と今の今だから思えるのは事実です。
おかげで、いろいろ学べました。足りない能力から補強すべき部分だとかも含めて。
でも、実は、月日が流れ去った今、その苦々しさや悔しさも忘れかけています。最近、無理にほじくり返してみても、もう痛くもかゆくもありません。そんなもんです。
面接官の顔だけはじっとり忘れてないけど。
自分のせいのくせに、面接官や雰囲気のせいとかにして、けっこう被害妄想がひどく大げさな感じが自分でもちゃんとしてます。
脱線しすぎた感じがしないでもないですが、次からは、実際にやった対策についての詳細です。
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西作文編↓↓
コメント
教材使い回し説は裏を取れてしまいました。
お疲れ様です!やっぱり。裏取れてしまいましたか!同じテーマが出たんですね。
でも、おそらくさすがに年度を跨っての使い回しはなさそうだから、同じレベルを2度受験するなら同年度内に2度受ける、の作戦で決まりですね。
年度をまたがって使いまわすかどうかを次回検証したいとおもいます…!
Tarea3まで使い回しでございました。
Tarea3まで、ってすごいです。質疑応答の、質疑部分までも同じだったってことですよね。それはとても……親切っ!
年度またがりの使い回しの件、是非、検証お願いします!・・・あ。だめだめ、わさびさん、だめだめ。(←勝手な個人的な思い押しつけてすみません)
でも、勝手にだめだめ言っても、そうなったそうなったですもんね。知ってます。
とにかく、とりあえず今は一旦脳みそを休めてください!
実際はテーマをふたつから選ばせてくれましたが、どっちも前回と同じだったので、同じものを遠慮なく選ばせて頂きました。質疑部分もほぼ同じでした・・・!
なるほど・・・。そんな言ってみれば、リピーターにお得な特典サービスみたいなものを有効活用しない手はないです。遠慮無用ですよ!