なんて時は、ほぼパワーゼロゼロのリラックスマックス状態でも出来る、スペイン語吹き替え版アニメ視聴ひとりフェス(ユートゥ[YouTube]にて)以外になにがあるというのでしょう。
息抜きconアニメ
スペイン語に限らず、吹き替え版でも違和感と拒否反応少なめな動画といえば、アニメ。
口の動きと声が合っていなくても、アニメの場合はそもそもオリジナル原語でだって元々そんなに神経質になるレベルで巧妙にぴったり合わせて作られているものではないので、さして気にならない、というところが違和感のなさの理由だと考えられます。
まあ、確かにオリジナルがめざす表現したい雰囲気の伝達は多少損なわれるには違いないけど、全世界のより多くの人々が楽しめるという利点に比べれば取るに足らないことだと考えられます。
それに、多少であってもオリジナル版との雰囲気やニュアンスの違いは我慢ならない、なにひとつ漏らさずそのまま丸ごと100パー味わいたい、というようなこだわり派視聴者(マニア)は、そもそも、吹き替え版アニメなど見ません。字幕版ですら満足できずに、オリジナル版の言語(アニメの場合は日本語が多い)を熱い心を持って学び始めてしまうことでしょう。当然です。
あとこれは吹き替え版の作品すべてに共通することですが、たまに、その声、ほかにもうちょいでもいいから適した声優いなかったん?ということも起こります。しかしながら、大概、数話で慣れてしまうことが多いです。
そんなこんなで、アニメをピカップ(pick up)するのですが、今回のアニメでスペイン語シリーズ第二弾は、正統派かつ大衆派路線でいきます。
①『Dr. Slump』(Dr.スランプ アラレちゃん)
ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛が作った女の子タイプの人間型ロボット(アンドロイド)、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたSFギャグアニメ(ウィキペディアより)
↓スペイン語WIKIPEDIAでのアラレちゃんの人物説明↓
Arale Norimaki, máxima protagonista de Dr. Slump, es un androide creado por Sembei Norimaki. Carece de sentido común pero cuenta con fuerza extrema y una personalidad muy energética e inocente. También tiene extraordinarias habilidades en cálculos matemáticos y nadie en Villa Pingüino sabe que se trata de un robot.
(太字部分訳:常識はないが、馬鹿力とすごくエネルギッシュで無邪気な性格の持ち主である。)
※スペイン版とラテンアメリカ版(メキシコ)の違い
「アラレ」のアクセントの位置
スペイン版→「Arale」アラレ
ラテンアメリカ版→「Aralé」アラレ
【スペイン語吹き替え版】(スペイン版)アラレの料理教室(長さ1分25秒)
※音量注意※
あはは、ちきゅう割れた
※音量注意※
ただひたすらかわいい
【スペイン語吹き替え版】(スペイン版)Dr.スランプ アラレちゃん ナナバ城の秘宝(1984年公開の短編アニメーション映画)(長さ45分42秒)
※音量注意※
☆ojo☆「ほよよ」が「hoyoyo」で「オヨ」っぽい
②『DORAEMON (El Gato Cósmico)』(ドラえもん)
ジャンル:SFアニメ
22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」と、勉強もスポーツも駄目で何をやらせてもドジばかりの小学生「野比のび太」が繰り広げる少し不思議(SF)な日常生活を描いた作品(ウィキペディア日本語より)
↓スペイン語WIKIPEDIAの作品説明↓:
La obra trata sobre un gato robot cósmico que viene del futuro como amigo de Nobita, un chico muy perdido entre los estudios, algo torpe con sus amigos, desafortunado y desgraciado.
のび太の言われようがひどいです。
太字部分を多少おおげさに訳してみると、勉強が手の施しようのないほどダメで、友達とは付き合い下手で、運がなくてその上ろくでなし・・・。
なにも間違ってはいないけれど。
主人公に大抜擢されるわけだ、のび太くん半端ない。
あ、主人公は、どらくんか。
ドラえもん用語:
ひみつ道具=アパラティート(aparatito)又はインベント(invento)
どこでもドア=La puerta mágica又はpuerta cualquier-parte
タケコプター=Gorrocoptero(ゴロコプテロ):gorro(キャップ)+ helicóptero(ヘリコプター)なんでしょうね?
※音量注意※
テーマが身近でたくさんの語彙の勉強になります。それに単純に面白い。
レドンドにレチョンチョ。
【スペイン語吹き替え版】(ラテンアメリカ版[メキシコ]):「箱庭シリーズ」の巻(長さ14分:かなり画質悪し:CM入り)
※音量注意※
個人的感想:
このラテンアメリカ版のドラえもんの声がおかしい。声優がすごく無理してる。ほぼ裏声。吹き替え国はメキシコ(「Doblaje Wiki Wikia(http://es.doblaje.wikia.com/wiki/Doraemon)」によると)。
ジャイアンも、とても良い子そうなかわいい高い声です。
この回に関して言えば、(見方によっては)ただの香りのいいきのこ:松茸、の価値や繊細な味、そして、小学生のガキんちょらだけでなくロボットネコ含め、あらゆる人々がそれにおどらされてる感じが、日本(または松茸を食したり採取して売る国々)以外で理解されるのか、は疑問です(ちゃんと味わったことがなく真価を知らない自分だからそう思うのかもしれません:現役小学生スネオによると歯触りも最高、とのこと)。
でも、箱庭の山の中で皆で食べてるのおいしそう・・・何つけるのかな?ポン酢?わさび醤油?生姜醤油?柚子こしょう?塩&オリーブオイル?塩&ごま油?オンリー塩?オンリー高級醤油?
でも、ドラえもんとドラえもんの言ってしまえばスペルポデールの恩恵を受けてる人たち、うらやましい、否、ずるい。
最後に、たびたび挟まれるカットされていない大人向けドロドロ愛憎劇っぽいテレノベーラのCMも楽しみます。
ドラえもん総括的感想・気付き:
●こんなにちゃんとドラえもん見たの初めてですが、おもしろかった。
●スネオはスネオで、しずかちゃんはシズカで。で、なんでジャイアンだけ、ちょっと訳され気味に、ヒガンテ(Gigante:スペイン語意味→巨人)て呼ばれてるの?
なんか思い入れあるの?名前って、基本、意味より音じゃないの?それに、ジャイアンって、英語のジャイアント(giant)とも違うのに。そしてあだ名だし。あ、あだ名だからか・・・
●まさか、これを見て自分がどら焼き食べたくなることが現実に起こりうるなんて思いもよりませんでした。信じられません。見てるのがちょうど夜中だったけどコンビニに行こうかとちょっと悩みすらしました。でも我慢して寝ました。
あとがき
はっきり言って、ちゃんと見ると結構勉強になります。
言っている内容は簡単なので聴き取りに問題がなくても、いざ自分でしゃべるとなると、個人的には、例えば、こんなのび太レベルの流暢さすら持ち合わせていません。
(当然です、この吹き替え版に限っていえば、のび太はスペイン語ネイティブなんですから)
わたしは、これらの動画素材をずっと流しっぱなしで他の事をしつつ、お、っと思った箇所でこっそりシャドーイングしたりします。
アラレちゃんとドラえもんでシャドーイング。
楽しい。
前回記事»思えば多少マニアックだったかもしれないアニメでスペイン語第一弾