◆案の定初めにドーンと立ちはだかった壁々(個人的)
壁1:教養絶対必要論
案の定、初めにドーンと立ちはだかった壁がありました。それは、語学の上級者をめざすためには「教養は絶対的に必要だとする論の壁」です。つまり、C1(上級)レベルあたりからは、いわゆる「教養」がないと合格するのは無理もしくはかなり難しい、という意見です。
実は、言われなくとも、前々からしみじみ実感してじわじわ重くのしかかってきている案件ではあります。B2(中上級)レベルあたりでは、あるに越したことはないにしても、あまり切には必要性を感じなかった個人的に一番ない「教養」に、C1レベルをめがけて対策勉強を始めたあたりから、高圧圧迫され始めました。そして、なにかしらの強迫観念にやられて、頭が痛くなる率又は頭が柔軟さを失いカチンコチンになる感じ率が急激に伸びました。
それでも、
教養や知識は、我々を縛り弱らせ精神的自由を奪う
という偉大な哲学者らからよく聞く言葉にしがみつきたくなる気持ちを抑え、
それは考えに考えさせて考えることをやめさせることによって世の中の理不尽さに気付かないようにさせて、一般市民を奴隷のように操ろうとする陰謀者たちの企みなのではないか
を持ってきて、
知識こそ力だ
に戻り、
いい大人なのに、無知からくる的外れな自由奔放さなどいらない
に踏みとどまり、
わかった、新聞読むようにする
としぶしぶ決心したのでした。
なぜなら、そら、あるテーマの、背景・原因・具体例・解決策などなどに関する前知識がある方が有利で楽に決まっているから、です。
壁2:やっぱり精神力論
このやっぱり精神力論、なにが壁で拒否反応が出るポイントかというと、語学上達の為に、そこまで踏み込まれなきゃいけないのか?そこまで振り回されないといけないのか?人間性を変えてまで?というところです。
が、ここは、そんなに重く考える必要はなく、結構表面的な浅ーいところの部分の精神力に関して言及しているのだと考えられます。
例えば、これは特に口頭表現力に関わってくることなのですが、口頭試験本番で、内心ドッキンドッキンバックンバックンでも隠して平然を装い堂々と話す、ぐらいの程度のものです。
この、内ドッキンバックン外クール維持は、言われるとなんだそんなこと、と思うのですが、実際本番を経験してみると結構一番目ぐらいに大事なのじゃないかと思えてきます。
度胸、大胆さ、肝の据わり、勇敢さ、平常心維持能力、などと色々言い換えることができますが、つまりまとめて一言でいってしまうと、精神力、てことになるのでしょう。
◆壁破壊:できそうなこと
●話のねた集め:普段から常にねた探し姿勢で日常生活においてのすべての物事と向かい合う
表現する際、スペイン語力がないともちろんしんどいけど、それよりなにより話す内容がないとさらにつらいきつい、と思います。
だから、新聞読んだりなにかを観たり聴いたり誰かと話したりしたときに、目を光らせておいて、いいもんあったら(考え方・意見・コンセプト・表現・語彙・相手を言い負かすうまい方法など)メモしておきます。
また、いろんなテーマに関しての自分の意見をある程度固めておくようにする。
●日々集めたねたからいろんなテーマに使いまわせる応用の利く具体例を作っておく
常備しておく具体例ストックの推奨される数は、50個から100個、と人によりけりみたいです。50個!?100個!?うわ~・・・。でも、覚えれて操れるものなら、多いにこしたことはなさそうです。
あとは、それらのストック中からピックアップしたいくつかの具体例の組み合わせで構成したスピーチの台本をたくさん自分で作る。
例えばこんな感じで↓
そしてそれらを暗記するくらいに頭に叩き込む。
個人的感想:
うわ~・・・。いままで避けてきたことです。やはりこれくらいしないといけないのでしょうか。ただ、DELE口頭試験でのスピーチと上の例(★)はちょっとだけ違います。
個人的には、いままで、こんな風にしてました↓
つまり、「①事前に読んだ文章の要約を言う」ところを一番初めに言ってしまえば、あとは上の★と同じです。でも、個人的にはいままで①に重点を置いていました。だから、いつも②の自分の意見とその正当化部分が弱く①の内容をちょいちょいつまんできてコメントする、みたいなこころもとない感じにしかなりません。
そして、C1の口頭試験のスピーチ時間は3~5分だったのが、C2は6~8分と、約2倍になります。なので、この増えた時間を埋める術は、②を充実させるほかにないような気がします。
なので、いろいろなテーマでの自分の意見を固めておくことと、具体例ストックを作っておく、ことがこれから自分にとって必要になってきそうです。
●瞬発力・即答力を鍛えておく
普段から、あるテーマに関して頭に浮かぶ持ち具体例をすばやく滑らかに口にする練習をしておく。
◆まとめ
まだ何もやってもいないのに書いてるだけでなんか疲れました。
結局、口頭・文章問わず、スペイン語での表現力を養う為に一介の独習者にできることは、見えないところで時間をかけてしっかりすぎるぐらい下準備をしたものを、今パッと思いつきました風に柔軟性と応用性を強調しつつ、的確で絶妙なタイミングでもって対話相手(読み手)に素早く、しかも、感じよく、投げかける(書き連ねる)、という練習を独りで積み重ねる、のみ、というちっとも楽そうではない結論が出ました・・・。
でも、この曲者っぽい「下準備」をいったん終えてしまえば、その後は楽になるような気がうっすらするので、そこをなるべく早くどう超えるか、について今度考えてみたいと思います。
1年後に考えてみた↓↓
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