まずこの表現パート全般に関する感想を一言でいってしまえば:
◎後悔の嵐◎
後悔と言っても、「(学習において)努力が足りなかった、もうちょっと頑張れたろうに自分・・・」とかそういう類の後悔では決してありません。そんな無意味で非建設的な後悔はしません。
そっちのやつではなくて、今回お気軽お試し気分で受験したわりには飲み込まれるかと思った、直後におそってきた荒れ狂う嵐のような後悔とは、表現パート(西作文・口頭試験)の出来具合に関連してくることなのですが、
誰しも経験あるであろうご存知:
です。
感触としては:
とにかく。
この後悔の念のせいでもやもやするあまり、試験終了後数日間、知識としては持っているのに本番時(口頭試験・作文の表現パート)にとっさに出てきてほしかったのに出てこなかった表現・コンセプト・関連語彙や次に同じお題にあたったらこれを言いたいというようなものの書きだしに熱中没頭してみたら、ノート20ページ分ぐらいになってびっくりしました。
前々から、試験終了後1週間くらいは、スペイン語から果てしなく遠く離れて暮らそうと思ってたのに、何をしててもどんなに甘いものを食べてても後悔所がゾクゾク湧き出てきて、クッソ~の衝動が抑えられなくなる瞬間多発で、仕方ないのでその熱を逃がすというか気休めのために、書き書きメモメモし続けて気付いたら3時間経過、とか、そんな症状です。
出てきたものと出てこなかったもの分析
そのノートに書きだした、試験本番にとっさに出てきてほしかったのに出てこなかった表現・コンセプト・関連語彙たちを、出てきたものと出てこなかったものにリスト分けしてみて、理由を自分なりに分析してみました。
その結果は、なんのひねりもなく限りなく単純で、
- つい前日とか直近に使ったものほど出てきていた。
- 直近に使っていないものでも、主に耳から覚えて、音読やシャドーイングで口に良く出していて耳にこびりついていてそして口が覚えているものほど、とっさに頭に浮かんできて(聞こえてきて)瞬時に口からするりと出てきた。
- 普段からよく使いまわして馴染んでいるものはやっぱり難なく出てくる。
- 音読はしてても音源なしで読んでいただけの文章の表現はとっさに出てきにくかった。
- 自分好みの話し方や声のネイティブスピーカーの話す素材の中から覚えたフレーズは特にこびりついてる。
つまり、それらの表現・コンセプト・語彙らが
どんだけ、フレッシュか。
さもなければ
どんだけ、こびりついてるか。
ということみたいです。
とはいえ例外もあり
直近に限らず常時よく使いまわしている超簡単なものでも、出てこないものもあります。
例えば、今回の試験の表現パート、はっきし言って、
La creatividad
と
La imaginación
のふたつのキーワードで回せたよね?(個人的意見)
しかしながら、この重要キーワード的しかも超基礎の単語ふたつが、作文でも口頭試験でも出てこなかった、一回も!!
この事実には、驚きました。
そして、失望しました。
まとめ
今回の試験では、色々詰め込んどけば詰め込んどくほどいいような感触が個人的にはありました。なぜなら、いざという時には、大いに詰め込んだものの中から、劇的にチョビッとしか出てきてくれないからです。
でもって、ただ色々がむしゃらに詰め込んであっても、いざ使おうという時に脳内混乱が起こるだけだから(実際に起きた)、ちゃんとそれらを普段から秩序よく整理整頓しつつ脳みそにすり込んでおく必要性も今回感じました。
あとまあ、緊張やプレッシャーやあせりやタイムリミットも加わるから、そんな単純なはなしでもないらしい、上の例外のように超簡単なお馴染みのものであってもいとも簡単にスポッと抜けることもある、ということも忘れないでおくとして。
結局、
必要な時に出てこない知識など知識ではない。
・・・とまでは言わないけど言えないけど、例えばここだと、試験、なんていう特殊な状況下において、制限時間内の特定のその瞬間に出てこなかったらその唯一無二の機会を一生逃す、という、おおげさなようで真実なようでおおげさ、なことが起こりうるのは本当です。
ともあれ、言ってしまえば色々と工夫してマインドコントロールした結果、試験本番も含めて、後悔に始まり分析そして失望、というニガ味いっぱいの一連の作業だったけれど、改善点がいろいろ見えたし知ってたけど無視していたウィークポイントを再確認できたので、きっと再び受けることになるだろう約5カ月後の試験に向けてのいい再出発作業になった、と思えて自己満足方面へと持っていくことができたような感じがしないでもないです。
前記事はこちら→『西作文編』『コンセプト編』『リスニングパート編其の一』『其の二』『其の三』
コメント
いやーわかります、その後悔の種類。私の場合は「あれ、ちょっと余計にしゃべりすぎちまったな・・・」でした。しゃべりすぎて8分超えてしまったかもです。ちなみに口頭試験の題材はCalidad de la vidaでございました。Cレベルの試験官が日本には少ないのか、口頭試験監督はもう3度ほどお目にかかったことがある方でした。あと、これはBレベルの監督資格がある方に聞いたのですが、スペイン語圏以外にて開催の口頭試験の採点は、スペイン語圏で行われるのよりも甘めとのこと。スペイン語圏開催の場合は現地にいる上にCレベルなんてしゃべれて当然でしょっ、と厳しくなる傾向があるようです。真偽はいかに。
それまじですか!!甘めがいい!でもそれたぶん真実ですね。今後はスペイン語圏以外で受験、できまりです。
そしてもう一回、まじですか!!私も同じ題材引きました!でも、奇遇、と言いたいとこですが、想像するにそんなに題材のパターン数ないはずですよね。世界レベルでみてもC2レベルの受験者数劇的に少なそうなことを考えると。ふたつから選ばされたけど、ふたつしかなかったりして。
あと、しゃべりすぎ攻め、自分も使います。自分の場合は、いろいろ的確な表現や言い回しが出てこないところを、つまり、話す内容の質を、安っぽくしゃべりまくることでカバーしようとするところあります。でも、その副作用はきつめで、同じ表現を繰り返し使ってしまったり、途中で自分でも話の筋を見失い迷子になったりすることも多いです。
私も選択肢2つのうちから選んだのがこれです。でも2016年初回の試験にしては使い古されてる感のある紙だったので、絶対使い回しでしょう。私自身も使い回す予定で話しやすそうな内容のほうを選びました。もう一個はタイトルすら覚えてません..
2秒ぐらい悩んだのでうろ覚えながら覚えている私が選ばなかったほうのテーマは、‘el trabajo del siglo XXI’ 又は‘el mundo laboral del siglo XXI’ あたりでした。
むむ、そのsiglo XXIって見覚えがあります。しゃべりづらそうなテーマだなってとっさに思ったような記憶が。これでテーマは使いまわしに決まりましたね。
はい。決まりです。今年、地球上に存在するC2用題材がこの二つだけだといいのになあ。と夢みましょう。
ツイッター情報によるともう発表になってるっぽいです!
情報ありがとうございます!!
とうとう来たか、と、どきんどきんしながら見たのですが、見れず、“No existe ningún registro que coincida con los datos facilitados”と出ます。私だけでしょうか。わさびさんは見れましたか?もしやテスト的に結果を公表したり引っ込めたりと調整してる最中なのでしょうか。そういうことが以前にもありました。一度見れてダウンロードもしたのに、翌日に見れなくなってたり。・・・でも、今見れなくて、ちょっとホッとしてたりして。
私も今朝ひとりでは結果に耐えられなそうだったので(受からないというか点数が怖いですよね)職場の同僚と見たのですが、同じ結果でした。結果のページ自体まだ「4月試験の結果が見れますよ」としか書いてないですよね…
しかしcervantesのSNSではもう発表だとのことなので、おそらく現地のシステム的問題じゃないかなと…スペインですからね〜
システム的問題、で納得です。
私も、昨日まではページの一番上の“AVISO”部分で、mayoってなってないからまだだと判断してました。でもその調子だと、いよいよ来ますねこれは。もうちょっと先でもいいのに・・・とか思ってしまってます。びびりすぎて。