DELE C2合格までの記録⑭:合格までにやったこと【西作文編】(7)

前回に引き続き、スペイン語文章を書く際に個人的に注意してきた点いろいろについて記していきたいと思います。今回は、文章力不足や論理的さ不足、さらには内容の中身のなさ、を補うための工夫各種、効果的な飾り付け方や格好のつけ方を。

正しい書き方から固めていこー。とした↓↓

今回からは、スペイン語作文能力向上の戦略の一環として、対策本から頂戴したアドバイスからネイティブに添削してもらった際に言われたこと、そして文法書から得た知識からはたまた自分の勝手な思い込みまですべて含めて、いままでに個人的に注意してきたポイントをまとめてみます。
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スペイン語文章を書く際の注意点まとめ(続き)

ここからは、本番でできるかどうかは別として、練習時にもやらなければ本番に出来るはずもない、という考えを前提にして、せめて練習するときだけでも注意しようという点たちです。

◎こなれた感演出編

初めにはっきりさせておくと、残念ながら文章力の本質的な改善の助けにはならないものかもしれません。

でも、こういう“見た目の印象”的なところも案外無下にできない注意を払うべきポイントのひとつなのかもしれないと個人的には思います。

なぜなら、それだけで、スペイン語で“書ける風”を装えるから。

  • こなれてる感?
  • 筆が立つ感?
  • 文章の表現能力に優れている風?
  • 高い文章力がある感? 
  • 筆力がある感?
  • こなれた文章を書ける感?
  • 賢そうな雰囲気?

とでもいうのでしょうか、そういったものをじんわりと醸し出すための作戦です。

事実、ザ・見掛け倒しなんですけど、そうはいっても、結構見れるものになるような気もします。

その作戦とはこれ↓↓

表現豊かになるようにバリエーションを持たせる

文章がより表現豊かな感じになるように、表現に幅がでるように、単調になることを避ける。要は、同じ単語や表現の繰り返しを避けて多種多様なものを使う、という作戦です。

ちなみに、これは文章表現(書く)時だけでなく、口頭表現(話す)時にも使えます。

(※注意:もちろん、違う単語を使うと、意味のニュアンスが微妙に変わってくるということはあります)

個人的に意図して付けているバリエーション色々ここから始まり↓↓

【動詞編】

●よく使う動詞「起こる、生じる」の過去分詞形を使った例

「~によって生じた(起きた)害」:

un daño producido por~, un daño causado por~, un daño generado por~, un daño provocado por~

「~で起きた事故」:

un accidente producido en~, un accidente ocurrido en~, un accidente causado en~, un accidente provocado en~

あと、前にも挙げたことのある例だけど、

参考:から抜粋部分↓

ネイティブによる作文添削にて注意されたこと色々』(再掲)
●「それは…を意味する、それは…ということである」(もちろんニュアンスが変わってくる場合もある)

⇒Eso quiere decir que…, Eso significa que…, Eso supone que…, Eso implica que…, Eso representa que…, Eso refleja que…, Eso constituye que…, etc.


点とか面とか系

●「点・事・要素」

  • Y otra cosa importante es~
  • Y otro punto importante es~
  • Y otro factor importante es~
  • Y otro elemento importante es~
  • Y otro asunto importante es~

●「面・側面・局面」

el lado/el aspecto/la faceta/la fase

●「視点・観点・見地・焦点・展望」

el punto de vista/la perspectiva/el enfoque/el panorama/el foco


実のところ、全部、”cosa”や”punto”で回せるしそれで問題ないんだけども。

でも、実際、頻繁に使うから、同じのばかりだと自分でも飽き飽きしてくるのです。

名詞の内容を説明する時に超便利系:方法とかモデルとか(método, modelo…)

  • un método caracterizado por~
  • un método basado en~
  • un método centrado en~

順序立てて進める系

  • (全体)En primer lugar⇒En segundo lugar⇒~⇒Por último⇒En conclusión/En resumen
  • (段落内)por una parte…, por otra parte…
  • (段落内)por un lado…, por otro lado…

【話切り替え、別のテーマ導入時系】

  • Ahora bien,…
  • En cuanto a~
  • (con) respecto a~
  • (逆に)al contrario~, en cambio~
  • teniendo en cuenta~(~を考慮すると)

強調系(個人的にお気に入り)】

  • La clave está en~
  • El segundo desafío consiste en~
  • Lo que se pretende aquí es que~
  • Lo que se cuestiona es si~/es que~
  • Lo destacable/relevante es (que)~

【「重要・大切である」の表現時】

頻繁に使うわりには、大体、”es importante” ばっかりになってしまいがち(個人的傾向)。

そこで、日々の練習から以下のも使うようにしておく。

  • Es fundamental~
  • Es preciso~
  • Es esencial~

(”Es necesario~“でもいいけど、ちょっとニュアンスが違ってくる)

【強調時:不可欠である・絶対必要である】

  • Es indispensable~
  • Es imprescindible~
  • Es vital~

【「~できる」の表現時】

これも超頻繁に使うけど、いつも“poder”になってしまう。

なので、“ser capaz”もたまに使うようにする。

(※ここもいわずもがな意味のニュアンスの違いはあるから注意しつつ)

例:

  • Él puede hacerlo.
    (彼は[状況・資格・能力から]それができる)
  • Él es capaz de hacerlo.
    (彼は[勇気・自信があって]それができる)
  • (参考)Él sabe hacerlo.
    (彼は[学習・訓練によって]それができる)

◎せめて間違わないでおこう編(正書法)

“まったく、最近のヤングは・・・”って、よくいわれる類のやつですね。

“まったくなっとらん!”que“を”k“だと!? けしからん!”ってやつですね。

正書法とは:

単語の正しい表記のしかた。また、一言語の正しい表記のしかたの体系。正字法。【デジタル大辞泉】

ある言語で、正しいと認められている語の表記法。また、その体系。正字法。【明鏡国語辞典】

正しいというのは社会で承認されていることであり、合理的かどうか、話し言葉に忠実かどうかとは無関係である。【ブリタニカ国際大百科事典】

せめてここらへんは気をつけたい↓

  • 単語の綴り
    :音の維持のために、綴りが変わるもの
    (例①単数⇒複数:lápiz⇒lápices)
    (例②動詞の活用で変わるもの:buscar⇒busqué, pagar⇒pagué, averiguar⇒averié, exigir⇒exijo, empezar⇒empiece)
  • アクセント
    :アクセントの位置を維持するために、複数形になるとアクセント記号が必要になるもの
    (例:examen⇒exámenes, joven⇒jóvenes)
    :逆に不要になるもの
    (例:japonés⇒japoneses)
    :[不定詞・現在分詞・肯定命令+人称代名詞弱勢形]で、本来のアクセント位置を維持するためにアクセント記号を必要とするもの
    (例:preguntar⇒preguntárselo, tratando⇒tratándose)
  • 名詞・形容詞の性数変化
  • 動詞の活用

[中級スペイン文法 p.24. 「正書法」より]

◎番外編:下書き派?直書き派?

ちなみに、私は、試験本番時も、練習時も、

直書き派です。

突っ走り書き派です。

消せるボールペンで、振り返らずガシガシ書いていきます。

まあ、さすがに最上級C2レベル作文では、書いてる最中には、結構考え考え振り返り振り返りはします。

でも、試験本番時は、書き終わったあとの見直しのための振り返りはしていません、というか、できません、そんな時間が一秒たりとも余らないからなのですが。

そして、消して書き直したりはほぼしません。

消せるボールペンをわざわざ使っているくせに、ほぼ消さない。

なぜか?

そんな時間がないからです。

もちろん、事前に、これをこういう順番で書いていこう、という段落単位ぐらいのざっくり構成は考えてメモ用紙にメモはしますが、

“鉛筆で下書きしてそれからボールペンで清書”

なんてことはしません。

なぜか?

そんな時間がないからです。たとえしたくても。

だから、自分の書いている文章の話の筋がしっかり着実に逸れていくのを目の当たりにしても、修正できません。

たとえしっかり気付いていてもその粗相ぶりから目を逸らすことは許されず最後までずれずれでいびつでも突っ走るしかないジレンマったらありません。

でも仕方ありません。そんな時間も余裕もないんだから。

ちなみに、練習時もほぼ消しません。

そういう方向で行こう、と決めたというよりは、

  • 第一に、消せるボールペンは、消すのが結構消しにくく面倒くさい上に、消した後紙(質の悪い紙だと)がボロッとなる。という不満
  • 第二に、消せるボールペンの消す役目の部分(消しゴムとよんでいよいのか?)のところのスペアが売ってないので、そこがすり減ったらペン本体を買わなければならない(インクの替え芯は販売している)。なので、ケチ精神で、あんまり消しゴム部分を使いたくない。という思い
  • 第三に、実のところ、消しにくかろうがなんだろうがそれでも、いつでも消せる、という安心感から、“間違えることを気にせずとにかく書く”という姿勢が身に付いたらしい。という自己推測
  • 最後に、まあ、どうせ試験本番でも、消したり書き直したりする時間がないのだから、消さない方向でいいんじゃない?という適当な自己“良し”

などなども助けとなって、いつのまにか気付いたら消さない習慣が身に付いていた、というだけのことです。

まとめると、自分にとって“消せるボールペン”の最大の利点は、“消せる”ということ自体ではなく、“消せるということが与えてくれる安心感”であります。

ところで、よくよく考えてみると、試験本番での作文をほぼ消さずに勢いで書く、ということは何ひとつ褒められたことでもなく、おそるおそる裏をかえしてみると、時間不足のため下書きレベルのものを清書として提出している、つまり、恥を晒している、ということにもなります。

仕方ないにしても、はずかしい限りです。採点係がひとりでこっそり採点してその後はきっぱり忘れてくれていることを願うばかりです。採点係のその日のファミリーディナーの爆笑ネタになっていませんように・・・。周りの採点係仲間と“共有”されて、おいしい酒の肴になっていませんように・・・。

ちなみに、使っているのは「パイロットのフリクションボール ノック」でペンの太さは、

0.5mm

これ以上太いと、DELE試験の作文用紙の行の細さから考えると、

太すぎ

ます。

個人的意見でした。

(注:ほぼ消さないけど、まったく消さないわけではありません)

まとめ

結局全部、足りない文章力をカバーする為にせめて気を付けたい、ということばかりです。

そして、まあ、こんな“正しく。間違いなく。”ってやってると、どうしても神経も疲れてきてだんだんイライラしてくるわけだけど、でも、ここの最大のミッションは:

とにかく習得に時間がかかる、いや、もしかして一生身に付かない可能性もゼロではない、

論理的な文章=説得力のある文章を書く能力

を、カバーする

ってことなのだと、再確認することで

ま、しかたないわな、カバーしないとだもんね、となるのです。

ところで、どんなにもがいても所詮カバーであって限界があり、根本的な問題がおざなりです。

まさに、その

論理的な文章=説得力のある文章を書く能力

も並行して磨いていかなければなりません。

自分の文章に説得力を持たせたいなら、矛盾のない順序良く並べられた論理的な文章である必要があります。

つまり、論理的さが欠けると説得力に欠けることにつながります。

論理的さ欠け欠け=説得力も欠け欠け

という方程式です。

斬新でも魅力的でもこなれてなくてもいいけど、説得力はかけてはいけないような気がしますよ。本能的に。

個人的にも、そこらへんはここ↓で「論理的な思考力ゲット」を渇望しています。

論理的思考力欲しすぎる」について↓↓

スペイン語で論理的に話せるようになりたいのです。楽になりたいのです。“伝えたい”という熱い感じの執念だけではまかないきれない説得力や伝達力を、頭のメカニズムとか人間として色々な意味の基礎部分とかを強化して、習得できるものなのか試してみたいと思います。ここにて、スペイン語系論理的頭脳ゲット計画発動とします。

関連記事「表現全般が楽にできるようになりたい可能なら」↓↓

口頭であれ文章であれ、スペイン語での表現力を養う為に、そしてほんの少しでも楽になる為に、いままではただ闇雲に自己流でやってきた一介の独習者に...

次回も引き続き、スペイン語文章を書く際の注意点についてですが、次は、作文採点係のご機嫌取りを図るため「読み手にとって読みやすい文章」についての掘り下げです。

次回記事に続く↓↓

上手なスペイン語文章を書こうとする際の注意点シリーズ。今回は、“読み手”、つまり、ここでは“DELE試験本番で自分が書く作文を採点するために読む係の人”のご機嫌取り作戦編です。読み手にとって読みやすい文章を書いて、ナンセンスでとんちんかんで支離滅裂な自分の書いた文章をもなんなら存分に味わってもらおう。

前回記事↓↓

今回からは、スペイン語作文能力向上の戦略の一環として、対策本から頂戴したアドバイスからネイティブに添削してもらった際に言われたこと、そして文法書から得た知識からはたまた自分の勝手な思い込みまですべて含めて、いままでに個人的に注意してきたポイントをまとめてみます。


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コメント

  1. cacao より:

    いつも大変楽しく拝見しております。
    僕は、B2を初めて受けるのですが、一つ初歩的な質問があります。
    作文パートで、たとえばフォーマルな文書であて先や署名を書く場合、それは文字カウントに含まれるのでしょうか?色々資料を読んでも探しきれず、textoが本文だけなのかよくわかりませんでした。恥ずかしながら、いまさらな事ですいません。
    これからも、記事を楽しみにしてます。

    • adicto_1 adicto_1 より:

      コメントありがとうございます。
      恥ずかしながら、私もその疑問を持ったことはだいぶ前にあったにせよ、その疑問を解決した覚えがありません。つまり知りません・・・。なので、自分の場合は、カウントされなくても大丈夫なように、宛先や自分の情報や署名などは語数にはカウントせずにやってきました。お役に立てなくてすみません!

      • cacao より:

        ありがとうございます。そうでしたか。
        僕もそうするしかないと思っていたので、何か心強い気がします(笑)。
        オーバーもしないように、最小限の名前と住所を考案します!

        • adicto_1 adicto_1 より:

          本文だけで規定の語数を満たすように気をつければ、住所や名前の語数分で多少オーバーしても問題ないと思います。自分自身もそんなに神経質にやってこなかったし、たぶん、採点係もそんなに一語一語数えてないと想像してます。でも、本番に無駄に時間を取られないようにささっと書けるような最小限の名前と住所を事前に準備しておくのは効果的な戦略だと思います。あと、最近はメールを書くのもよく出題されるので、架空のメールアドレスも一応。