西西辞典を使う

サラマンカ西西辞典
結構前から、普段の学習への西西辞典の本格導入の機会をうかがっていたのですが、なにかと理由をつけて先送りにしてきました。ところが、最近その絶好の機会がはからずもやってきました。そこで、この際に、西西辞典利用のメリットなどの考察をしてみたいと思います。

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西西辞典利用開始の機会到来


なんと。

なんと、大事なスペイン語仕様電子辞書(詳細記事を、遠く離れた知人の家に忘れてきてしまいました。気付いた時には自分でも結構驚きました。大げさではなく、まさにガーン。でした。

宅配で即送ってもらいたいくらいだったけど申し訳ないからグッとこらえて、1か月後に会う予定があるのでその時に持ってきてもらうことにしました。

そして、この際、1か月間限定で懐かしの紙の西和辞典に戻ってみることにしました。

しかし、この紙西和辞典、つい数年前までお世話になっていたものですが、載ってない単語多めで、この一冊だけでは、学習を満足に進めることができません(個人的感想)。

そこで、この足りない感をカバーするために、さらには、この失態をいい機会だと捉えたくて仕方ないからそう捉えるために、以前勢いで購入したはいいけどまだほとんど使っていなかったブアッつい西西辞典サラマンカ:上の写真:diccionario SALAMANCA Español para extranjeros)を使い倒し始めてみました。

実は、置いてきぼりにしてきてしまったスペイン語仕様電子辞書にも、別の西西辞典ラルース)をオプションで追加して入れているのですが、嬉しがって使っていた入れた当初の短い期間後は、あまり使いこなせてなかった、という状況にありました。

そんなこんなで、普段の学習への西西辞典の本格導入の機会をうかがっていたわりには、先送りにしてきた、その絶好の機会がはからず訪れたのでした。

よし、この際スペイン語の海にどっぷりつかる覚悟はできています。

西西辞典を使うことのメリット

わからないスペイン語を調べると、その単語の意味をスペイン語で説明してくる、西西辞典。母国語の日本語を一切介さずに単語の意味を把握する為のツールです。

その性質上、スペイン語が過ぎるあまり、利用する時期を間違えると、学習効率が下がりかねない、という学習者にとっては是非避けたい危険をはらんでいる、と言われています。

しかし、逆に、時期がぴったりくると、学習効率が人によってはグンッだかビュンッだか、飛躍的に伸びるとも言われています(また、そんな眉唾もんの話を信じたがって・・・)。

ここで具体的なメリットいろいろ:

○持ち語彙数が大幅に増える
⇒単語を効率よく覚えられるようになるから

○単語の微妙なニュアンスがわかるようになる

○読む理解度が深まる

○読むスピードが速くなる

○書く文章の説得力が増す

○思考力・想像力が増す
⇒伸びた思考力・想像力によって単語が記憶に定着しやすくなるという好循環

感想:ほわぁ~、そんなにいいの?

「外国人学習者のための」西西辞典、てとこが味噌っぽい

一方で、西西辞典は敷居が高いイメージがあります。上級者が使うもの、という思い込みを持ちがちだからです。自分にもそういうイメージがありました。

そして実際、ネイティブ日本人が使う国語辞典のような、スペイン語ネイティブ向けの西西辞典は、学習者にとっては難解な場合があるようです。

でも、「外国人学習者のための西西辞典、はそれとは違って、外国人スペイン語学習者に向けて作られたものゆえ、易しい語彙や文章を使って単語や表現が説明されているので、思っているほどとっつき難いものではない、んだそうです。

そして、まさに、このサラマンカ西西辞典は、「外国人学習者のための」ものです。タイトルも “diccionario SALAMANCA Español para extranjeros”というもので、外国人の為のスペイン語(赤字部分)というサブタイトルがついていて、そのポイントを強調しています。

電子辞書の方のラルース西西辞典は、実際どうなのかは不明ですが、少なくとも表立ったところにはそういう説明はありません。

だからといって、少ししか使ったことがないので、評価は下せません。電子辞書が手元に戻ったら、サラマンカさんとこのと比較できるぐらいに、ラルースさんのも使ってみようと思います。

まとめ

結局、ちゃんと使えばいいことづくし、利用するに当たってそんなに構えなくてもいい、ということみたいだから、完全なる西和辞典離れを目指して西西辞典を使いこなしてみます。

◆余談

はらり

もうはずれた辞書の数ページ

この紙のサラマンカ西西辞書、使い込み始めて数日で、さっそく辞書の中の数ページがはらり、とはずれやがりました。

誓います。絶対に雑に扱ってません、どっちかというと優しくしてあげてました。

この分厚いという特徴上しかたないことな上にそんなにしっかりした作りじゃない、ということなのでしょうけど・・・

怒りに似た悲しみを感じました。

次も、引き続き、西和辞典離れを目指して、西和辞典と西西辞典の利用時の学習効果比較をしてみたいと思います。(⇒『西西辞典を使う2』へ)


コメント

  1. naranja より:

    Salamancaの辞書懐かしい!!
    わたしもC2に向けてこつこつ勉強せねば・・><

    • adicto_1 adicto_1 より:

      学習方法をどんなに工夫して効率上げたとしても、とどのつまりコツコツ以外なさそうなのが、なんともきついとこですよね:-(