DELE C2合格までの記録③:合格した今思うこと(中編)

ぎりぎりジャスト合格“という自慢できない事実は脇に置いて、そうはいいつつも隠し切れない達成感やしてやったり気分を存分に撒き散らした前回『C2合格した今思うこと(前編)』と前々回『一番踏ん張ったこと』とは打って変わって、今回は、約1か月前の合格確定の時点ですでに五感でもってキャッチしていた、そして、ひとときの浮かれ気分がザザッと通り雨のように通り過ぎた今くっきりと浮き彫りにされとうとう目が逸らせなくなった、違和感と残念に思うこと各種に焦点を当てたくないけど当てます。
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C2合格した今の違和感や残念なこと関連

浮かれ気分【のち/時々】「で?」気分

まあ、もう合格確定から1か月以上たったので、2週間ぐらいは持続したふと思い出してはニヤニヤウキウキホクホクの浮かれ気分や達成感も、今やしんなりしたもんです。

そして、こう感じる今日この頃です。

で?

この、あけすけな、名付けて「で?感」の根元を探ってみました。

「で?感」の根元

あんなに時間やエネルギー費やして合格するに至ったけど、

まだマニアの域でもないネイティブレベルでもないこんな心許無い不安定なとこにいる

という事実に対する驚きと残念さ

幸い、前回も書いたように、裏を返せば、

こんなとこにいる人でも合格できる。

という実例となりえたりするし、または思ってたほど不可能レベルでもなかったからこそぎりぎりでも合格できたんだしラッキーだ、とも正直なところ思ったりもします。

でも、同時に感じる、ほんと思い描いていたのと違う感、はどうしても拭いきれません。

そして、色々あれやこれや考察した結果、自分なりの結論にたどり着きました。

その結論をもって色々眺めてみると、思ってたのと違う、と感じる当然さが明らかになります。なぜなら、事実、自分が思い描いていたものは、勝手な期待を含んだ思い込みにほかならなかったからです。

つまり、結論:

自分が目指していたのはここではなかった。

いままで辿り着きたいとずっと熱望していたのは、

上級者レベルでなく

ネイティブレベル

ってやつでした。

そして、最近やっと到達したのは、ネイティブレベルではないらしい。

結局、自分勝手な期待を含んだ思い込みが原因なんだけど、あー残念。

たしかに、スペイン語という言語におけるDELEという国際技能検定試験でのごくごく限られた狭い世界であれ、その最高潮レベルの合格は、いわゆるスペイン語上級者というものになれたことは意味するのかもしれません。

本当に満足です。

でも、私がなりたいのは、なにひとつストレスを感じずスラスラスラスラ読めたり話せたり書けたり聴けたりするスペイン語を巧みに操れる人です。

そして、それを、巷や語学界界隈では、ネイティブ並の人ネイティブレベルの人、と呼ぶらしいのです。

こんなの言葉のあややん、と言い切れるほどの“ネイティブレベル”定義のあふれんばかりの曖昧さ胡散臭さはここでは置いといて。(後日掘り下げました»“上級者からネイティブレベルへ

とにかく、そんなネイティブ並の人にまだなれていなくて、残念です。

そして、スペイン語をストレスなく巧みに操れる人になるまで、まだこれからも先が長いのかと思うと、残念です。

ほんの数年、集中的にやったぐらいでなに言ってんだか、と言われるのも重々承知で言いますが、本当に残念です。しつこくてすみません。

ここで、この結論に至るのに一役買った身を以てやってみた実験を紹介します。↓

語学力は一旦“ある程度高いレベル”まで達するとその後さして努力せずとも一生涯維持され忘れない説検証

単に、誰にでも起こりうる血迷った話、ともいえます。

人間血迷うとろくなことしません。

ろくなことではないとうすうす感じてはいたけれど、この合格をまだまだ先の長いプロセスの単なる通過点だ、ということに納得しつつも、そうはいってもなにかしらの区切りであってほしい気持ちが強すぎて、身を以て検証してみました。

普段からちょくちょく耳にしていた:

語学能力は一旦ある程度高いレベルに到達したら、その後勉強しなくても一生維持され衰えないし忘れない説

は本当なのかどうか。を。

燃え尽き症候群を患った(多分:自己診断)ついでに。

具体的な手順

語学力は一旦“ある程度高いレベル”まで達するとその後さして努力せずとも一生涯維持され忘れない説検証の具体的な手順
検証期間 合格確定後の約1か月間
コンセプト ストレスフリーで過ごす:やりたくないことしない:心底興味のあることだけ気が向いたらする:やる気の必要なことはしない
検証開始1週目 スペイン語断ち週間:一切何も読まず聴かず書かずしゃべらずで過ごす。
その後の3週間 日々のスペイン語ニュースは毎日流し聴きレベルで聴き、たま~に気が向いたら何か興味が湧いた記事や読みたい本を読み、たまにスペイン語で独り言、そしてたまに見たいスペイン語の動画視聴、くらいで、他に机上の勉強や音読やアウトプット系作業などは何もせず過ごす。
検証結果(検証開始から1か月後)

そしたら・・・

やばい・・・しゃべれなくなった・・・

やばい・・・能力落ちた・・・

検証結果から導かれた結論:

一旦ある程度高いレベルに到達したら、その後勉強しなくても、能力や知識は維持される、という説は、

嘘なのかもしれないし嘘じゃないのかもしれない(=わからない)。

しかしながら、はっきりした点二つ:

●『ある程度高いレベル』とは上級者レベルでなくネイティブレベルのこと。

●そして自分はまだその『ある程度高いレベル』に達していない。

ご覧のとおり、今、わたしのスペイン語は危うい状態です。

なんとか態勢を立て直して巻き返しを図ろうとしている最中です。

あは。

そして、上達はもちろんのこと能力維持も簡単なことじゃないのだなあ、と再確認した今日この頃です。

やっぱり、使わないとだめなんだなあ・・・。それも特にアウトプット(話す・書く)しないとしっかりすぐに感覚鈍ります。

感覚的なものだけに限らず、物理的肉体的にも弊害があり、実際、しゃべらないと、というか、口の筋肉を動かさないとなんか固まってしまい、滑らかに動かなくなりました。本当に筋トレと同じだ・・・

現在、スペイン語口筋、ほぐし中。

でもそういえば思い出したのですが、スペイン語圏に留学し最上級C2合格の後日本に帰国し、それからの数年間ずっとまったくスペイン語を使わない生活を送った人の例を聞いたことがあるのですが、やはり、流暢さは失われたそうです。

ただ、流暢でないにしても、やはり、語彙だとか言い回しだとかに関しては上級レベルのものが忘れず残っていて、テンポはおそくても出てはくるようです。

もちろん、これは、語学力の維持うんぬんだけの話でなく、個人の記憶力とかにもよりそうですが・・・

つまりは、知識は個人差あれどまあまあ長期間維持されるのかもしれないけど、その人も違わずわたしと同じように、スペイン語口筋が落ちたということのようです。

ところで、その“その後さして努力せずとも”“その後勉強しなくとも”の“努力”と“勉強”の中身もよりけりそうだと思われます。“努力”と“勉強”、と一口に言っても、机上の勉強から実践まで幅広いし。

なにはともあれ、はっきりしていることは、やっぱり、とにかく使わないと(アウトプットしないと)だめになる。まだこのレベルでは。

(もしかして一生なのか・・・)

ということでありました。

その検証結果からわかる自分のスペイン語能力の現状

ここは、合わせて前回書いた合格するのに不要なものリスト【目次1-3 実際(個人的感触)】を見ても、おのずとはっきりすることなのですが、現状を簡単にまとめてみると:

  • ネイティブレベルに達してません。
  • マニアの域に達してません。
  • まだスペイン語を巧みに操れません。
  • なにひとつストレスを感じずスラスラスラスラ読んだり聴いたり書いたり話したりできません。
  • ミスがなくなりません。
  • 例えば現状で国際会議の同時通訳はできません。
  • まだ、勉強(使うこと)止めたらすぐさま能力落ちるような感覚鈍るような、心許無い不安定でグラグラなとこにいます。

お、おぉ~・・・

あぁあぁ、残念。

そーなんかー。

まとめ

とにかく、残念だけど、ここは単なる通過ポイントに過ぎないのだということはわかりました。

でも、今自分が通過したポイントが、全行程のどのあたりに位置するのか、真ん中あたりなのか、終盤なのか、そもそも終わりはあるのかないのか、すら不明です。

唯一感覚的にくっきり察知できるのは、

現時点のレベルで成長ストップしてしまっては絶対的にまずい

ということだけです。

そう。本当に

現時点のレベルで成長ストップしてしまっては絶対的にまずい。

ところで、自分の中の違和感や残念な気持ちに関しては、まあ、そんなもんかー、まだ遠いのなー、と、現実を知ることで潔く諦めてなんとか解消するしかないから解消できるのですが、他人の思い込みから生じる様々なズレはコントロール可能エリア外のこととなってきます。

次は、そんな、今はっきりいって怖いあれ、“現時点での実際の本質的語学力と所持してる語学力証明資格(に対する周囲の解釈と期待値)とのギャップ”について『DELEC2合格までの記録④:合格した今思うこと(後編)』に書きたいと思います。


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コメント

  1. わさび より:

    なんか、中学生くらいの時に思った、30歳くらいになったら結婚してこどももいて、一軒家を買って車も買って、家族で海外旅行とかするんだろうな〜って漠然としたイメージが、実際その年になってみると何一つ達成してなかったわ、みたいなのと似てますね。
    しかし落ちてるのに言うのもなんですが、c2問題文ももっとマニアックなヴォイニッチ手稿的なのかなって思ったら、思いの外理解できるな〜って感じました。いや、簡単ではないし落ちてるんですけどね…

    • adicto_1 adicto_1 より:

      まさにそれです。その立場にたってその視点から見てみないとわからないことがたくさんある、ってやつですよね。すばらしきことも残念なこともひっくるめて。
      そして、同感です、C2問題は決して簡単ではないし自分ももう一回合格する自信ゼロもゼロですけど、内容やテーマに関して言えば一般人の理解力を超えてくるほど解読不能で謎だらけ風でもマニアックレベルでもないですよね。単に、例えば、C1と比較して、より長ーい文章をより短ーい時間で読んだり書いたりする能力つまりはさらなるスピードや瞬発力が求められるぐらいで。まああと語彙力を少々。でも、このスペイン語の全技能における処理スピード向上が一番のくせものですよね・・・。自分も攻略したい点です。